※読み合い企画からのレビューです
幼馴染みの真優と共に海岸へとやってきた主人公・亮太が見つけたのは、浮遊し、すこしずつ進み続ける謎の黒い球体だった──という不可解な導入から始まる本作品は、ルシファーと名付けられたこの物体の存在がそもそも面白い
なにせ、この謎めいた球体は、防波堤や民家、トンネルなどを破壊しながら、一定速度で進み続けるのだ
この設定で、どんな物語が描かれるのか
それはネタバレになるから話せないが、主人公の亮太が男気を見せることだけは述べておこう
総じて、すこし不思議で面白い作品と言える
短編なので、是非一読を