第6話 おわりに
私は長年、「頭痛、睡眠障害、冷え性」と生活に影響を与える症状を抱えていました。その治療の一貫として、食生活改善が色々と言い渡されたわけです。
元々、食事は野菜多めを気にしてましたし、塩分過多にならないよう出汁をきかせる食事を心がけていました。娘も、外食をすると味が濃いと言うくらいには、我が家は素材の味を楽しむメニューが多いです。
そんなに気を付けても、意識をしなければ「砂糖」は摂取過多に陥る危険があります。
若い頃、叔母に教わった魔法の言葉「その一口がデブの素」も心がけていたつもりです。それでも、巷にはスイーツが溢れています。
テレビをつければ、スイーツ特集をやってない日はない、と言えるくらい情報も溢れてます。
娘が食べたいと言ったから、半分ずっこで。
今日は○○を頑張ったからご褒美で。
明日は食べないから、今日だけ食べさせて。
一口だけ味見させて。
明日から頑張る──明日はいつ来るのでしょうか。
スイーツを断つのはなかなかの苦行です。ダイエットと通じるものがありますね。
いかに節制ができるか。いかに他のものに置き換えられるかです。
幸いにも、果物やドライフルーツ、ナッツ等は砂糖不使用であれば食べることに問題はありません。
生クリームやジャム、あんこ等が使われていないパンであれば、多少砂糖が入っていても許容範囲(甘え)でしょう。
なお、かかりつけ医には「人工甘味料も水分を吸着するから駄目ですよ」と言われています。
正直、三年経過しても過酷です。
私がカフェイン断ちを乗り越えられたのは、この砂糖断ちよりも優しいクエストだったからです。
甘えを捨てきれません。
それでも、健康を取り戻すために節制と挫折を繰り返す日々を送っています。
なお、私の家族も冷え性です。
娘たちは「母の真似は無理!」と口を揃えて言います。でも、冬は特に手足が冷たい娘たちは、にやにや笑いながら私の手で暖をとろうとします。旦那は、布団にはいるとすぐ人の背中に手を突っ込んで暖をとります。
その度に「私は人間湯湯婆か?」と言いたくなるくらいには、冷え性も改善してきました。
脱スイーツを実践するのは、大変です。
でも、お菓子を買う前、飲料品を買う前、パンを買う前──カロリーをチェックする前に、お砂糖の表示をチェックしてみては、どうでしょうか?
そのお菓子、もしかしたら半分は砂糖で出来ているかもしれませんよ。
脱スイーツ生活はじめました 日埜和なこ @hinowasanchi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます