始まりの気持ち
蔵樹紗和
スタート
スタート。それは、人それぞれその時々で違うものを持っている。
あるときは、引越しをして新しい場所での生活の「スタート」。
またあるときは、ピストルの音が鳴って、走り出すときの「スタート」。
またまたあるときは、自分の好きなアニメや小説、マンガなどを見たり読んだりし始めるときの「スタート」。
皆色々なスタートがある。
ちなみに、私の今のスタートは……。
「ララー! もうすぐ本番ー!」
「あ、はーい!」
あらら、もう呼ばれちゃった。
そう、私のスタートは、本番のスタート。
私は学校の合唱部に入っている。今日はその合唱部が出場するコンクールの本番なのだ。
私を呼んでくれた友達と一緒に、舞台袖に移動する。
緊張感と私たちの歌を人に届けられることのワクワクが混じった気持ちに包まれながら前の人たちの歌を聞く。
やがて歌が終わると、今度は私たちの番だ。
舞台にゾロゾロと出ていく私たち。
さぁ、ここから、私たちの合唱が、歌が始まる――。
始まりの気持ち 蔵樹紗和 @kuraki_sawa
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます