そんなお話です。泣ける。生きることに疲れたら。是非読んでほしい一作です。
それは励ましてくれるとか、慰めてくれるというよりは、自分の身を委ねるほど自分のことを信頼してくれる存在なのかもしれない。誰かに、チッチのような存在がいれば、どこかで思いとどまれるのかも。今日も頑張るぞ!!!!
貴方は絶望したことがありますか?絶望したとき、何が隣にあればいいのか。作者はその答えを明確に示します。評者は本作を読んで涙が止まりません。お前は甘い。そんな性根だから実社会で絶望するほど失敗するのだ。そう罵られてもいいんです。この救いが他の人に届くことを願います。
オカメインコ(パール種)のチャコちゃんを、作者さまのエッセイによると実際に飼っているんです。チッチという名前から、そのチャコちゃんを思い出します。そんな作者さまのインコへの愛情が溢れたこの作品。年末という、多くの人がざわざわする頃、派遣の仕事を首になった主人公、45歳。絶望の日々を送る主人公は、その夜、ある大きな決断をする。彼のした決断に、チッチは「がんばれ、がんばれ」とひたすら声をかけてくる。彼が何を決断し、チッチは何を応援しているのか。本作をお読みください。感動します。
絶望の淵に沈む孤独な主人公。でも、彼は、一人じゃない。心優しい主人公に可愛がられてきたオカメインコの恩返し。たった一人(一羽)でも、応援してくれる声があれば、何度でも、どこからでもやり直せる。
絶望した方に是非とも読んでいただきたい!もう誰もいない、何もこの先も見えない?いやそんなことないぞ!少しずつ目標を高めていっていくんだ。絶望はしないで!心温まる話です😭