可愛い幼女と再会したらムチムチプリンになってたんだが?

ワシュウ

第1話 人生の山場

ダンジョンで活躍してた時が人生で1番輝いていた。



勇者アベル「姫よ、今助けます!」


姫「私に構わず逃げっ…キャァーッ!」


魔王「黙れ小娘が!」


聖女マリー「聖域結界サンクチュアリサークル!この場から逃さないわ!」

リリー「風の精霊よ!ウインドカッター」←エルフの姫騎士

シーラ「くらえ聖銀の矢だ!」←女盗賊シーフ


魔王「ギャァァ!聖域に焼かれるー…おのぉれぇ!」


アルラシード王国の砂漠の遥か彼方にある洞窟に邪教の神殿があった。

欲に目が眩んだ愚かな王が教皇に唆されて禁忌に触れてしまったのだ。

たくさんの信者を生贄にして、邪教の神殿の地下に封印されていた魔王が復活した。

命を吸われ骨と皮だけになった愚王が転がるなか、教皇に化けていた魔王がさらなる贄のために姫を拐おうとする


それに立ち向かう勇者パーティ


勇者「デュラン!破邪の盾を使え!」


【破邪の盾】

生命力を消費して使う。ドラゴンブレスも耐えた伝説級の宝具


聖女「"聖なる光"よ彼らに加護を!」


【聖なる光】

パーティ全員の防御力20%UP

※隠し要素、破邪の盾を使うと生命力=寿命をガリガリ削ってどんどん老けていくが、この加護のお陰でだいぶ省エネで使える。


聖女はデュランを見て頷く、言われずともチームプレイが出来ている



勇者「聖なる光じゃなく、"戦神の加護"を使え!敵の攻撃が来る!」


【戦神の加護】

亡国の暴君が後に神格化したもの。

1人だけ一定時間だけ防御力・攻撃力50%UPの最強系バフだ。


聖女「え?!聖なる光の加護が無いとデュランさんが…」


勇者「魔王が何かするつもりだ!早くしろ!」


聖女「は、はい!

"いにしえに失われし魂よ 地上より失せし王国の主にして魔性のもの 今、我の声に応えて現れ給え!"」


勇者の足元と頭上に魔法陣が現れて、戦神が憑依して攻撃力と防御力が上がる。

だがしかし、聖なる光と聖域魔結界サンクチュアリサークルは戦神の加護と相性が悪くて2つとも消えてしまった。


魔王「グゥッ…聖域が消えた??

おのぉれぇ八つ裂きにしてやるぅぅぅ!!」


聖域が消えた途端に、先程までイケメン風だった魔王が醜い化け物の本来の姿になった


姫「ヒギャァお化けぇ!!助けて勇者様ぁ」


魔王から呪範囲攻撃カースウェイブが放たれた!


「ウギャァ!?」

呪い耐性のない女盗賊シーフのシーラが膝から崩れ落ちた。

※聖女が渡していた御守りを換金してしまったから


リリー「シーラ!くっ精霊石よ!」

常時精霊の加護を受けてるエルフの姫騎士のリリーが、その長い耳にたくさんついていたイヤリングの1つ精霊石を魔王に投げつけた!

精霊石は魔物には有効だった、魔王に当たるとまるで手榴弾のように爆発する


聖女「ターンアンデット!」

常時聖なる加護を受けている聖女のマリーがデュランと倒れてるシーラの為に聖域結界の下位版を発動した。アンデットに有効

※魔王がアンデットに見えたから


勇者「デュラン行くぞ!」

戦神の加護が発動中の為、他の呪いがあんまり効かない


デュラン行くぞ!じゃねーし!

俺は生命力をガリガリ消費して破邪の盾使って魔王攻撃防いでるんですけどぉ!

くっそー!チョッパヤで終わらせないと寿命が無くなる!ヒィ

「うぉぉぉぉ!!!!」


魔王攻撃がカースウェイブ

魔王ブレス、魔王の雷、魔王の死の宣告などえげつなくなるなか

デュランは盾を発動しながらついに魔王の元に!


勇者アベル!今だァァ!!」


勇者「聖剣セクスカリバーよ我に力を!たぁぁぁ!」


勇者はデュランの背を踏んで魔王に飛びかかった。

エルフの姫騎士から風の精霊の加護も受けて飛翔スキルも手に入れ、さらに聖女から聖水をもぎ取り精霊石爆弾と聖水浄化作用で援護されまくりだが。


その姿は物語の主人公の勇者そのものだった。


魔王「ぐぉぉぉぉ……」



マリー「魔王の魔力が消えていきます!」

リリー「やったわねアベル!」


姫「勇者様ぁ!」

勇者「あぁ、姫よご無事ですか」


勇者と姫が熱い抱擁と口付けを交わす



――10年後――


俺は故郷のグロステーレ王国に帰ってきてる

アルラシード王国は砂漠の果ての某映画の魔法のランプ風の世界観の国だった


「奥様、お帰りは何時頃でしょう?」


「帰りは〇〇伯爵の馬車で送ってもらうから、先に帰ってていいわ」


「かしこまりました。お気をつけて行ってらっしゃいませ」


奥様を夜会の会場まで送り届けたデュランは馬車の御者台に座った。

そう、今の俺は伯爵家に雇われてるしがない馬丁だ。

屋敷に帰って使用人用の離れに戻る。

安月給だが社宅あり3食昼寝付き、街中の伯爵邸で休みの日は街でちょろっと飲んだりしてのが小さな楽しみの日々。


翌日、奥様が帰ってきてないと騒ぎになっていた


もちろん馬丁の自分は送り届けた後は知らないと話すが、怒った旦那様に殴られムチで打たれて屋敷を追い出された。

荷物も取りに行けずに無一文で街を彷徨うハメになった。

後に風の噂で聞いた話では、奥様は不倫して出ていったらしい。

殴られ損やないか!


また護衛のバイトをしながら旅に出る

どうもこの国にも温泉街があるらしい…前世で行ったことのある〇〇温泉風のポスターが酒場に飾られていた。そこは景気が良く、高級温泉宿もあると商人が飲みながら話していた。

死ぬ前に一度でいいから公衆浴場テルマエじゃない、本物の温泉に入ってみたいと思った。


更に2年後…俺は実年齢が30歳になったが

30後半の見た目が更に老けた訳じゃないと思いたい!


温泉街にたどり着いた!

お金も稼いで一週間くらいなら高級宿に泊まれるのでは?と期待して向かうと、予約で全て埋まってた…


店員「半年先に一泊空きがございます、予約されますか?」


「あぁ〜他を探します」


店員「足湯の前の通りを左手に真っ直ぐ進むと温泉組合があります、そこで空いてる宿を紹介しております。

この"温泉巡りの札"とがあると、それぞれの宿の大浴場に入ることが可能です」

ニッコリ笑ってお待ちしておりますと頭を下げた


「まるで日本の旅館に金髪碧眼の外国人が働いてるようだな…まさか?ここの温泉街は転生した日本人が?」


確証は無い。

街並みや雰囲気や硫黄の匂いにドキドキしながら、言われた通り温泉組合の場所を見に行く。

ちょうど会議が終わったのか、受付ホール奥の扉から書類を持った年配の人達が出て来た。

紳士「お疲れ様でした、ではまた次回の会合までにまとめておきます」


美女「お疲れ様でした、冷蔵庫の件はスチュワート商会に聞いたほうが確実ですわ」


その中にツヤツヤの白銀の髪に宝石のような碧眼のまるで神殿の彫刻のような美しい女が出て来た。

ボン・キュッ・ボンと言うと前世の年齢がバレてしまいそうだが、歩くたびにプルンプルン揺れる。胸の下で手を組んで部下らしき人に命令を下していた


不意に視線が合ってしまった


ヤベッ見すぎた!

急いで目をそらしたが不審者に見えただろうな…足早に立ち去ろうとしたら


美女「待って!デュランさん!!」


「ファッ!?へ?」


美女「デュランさんお久しぶりですね!お変わり無くてすぐに分かりました」


「???あなたは?」


美女がくすりと笑う……既視感…デジャヴだ

この人を知ってる?俺が?一体どこで?誰だ?


美女「私ですよマリーウェザー…マリーちゃんですよ!

ホラ、隣国のダンジョンでパーティ組んでた!

思い出しました?この国でその職業を言うと教会に監禁されてしまうので大きな声で言えませんが…ターンアンデット!とか言えばわかりますか?」


「え………聖女様のマリーちゃん?」


マリー「ちょっと!ここで言わないで下さいよ!」


従者「お嬢様どうしました?」


マリー「んん、何でもないわよ!

こちらをVIPのお客様室に案内してちょうだい」


俺「へ?」

従者「は?」


マリー「デュランさん何処かの宿をリザーブしてますよね?

積もる話もありますし、今晩だけうちの宿でお酒でも飲みながら話しましょうよ?

お世話になったのに碌なお礼も出来ませんでしたから。美味しいお酒あるんですよ、好きでしたよね?」


「え、はい、お願いします??」


それからトントンと先程断られた宿屋に連れて行かれて、受付の店員さんに平謝りされ

「いらっしゃいませ〜」と和装メイドの花道を通り最奥の【椿と薔薇の間】と言う金屏風の飾ってある部屋に通された。

部屋から庭に出れると思ったら部屋の露天風呂だった!


しかも、ゆずではなくオレンジが浮いてる!

良く見たら松じゃなくて薔薇のアーチだし…和洋折中?

灯籠風のガーデンライトが夕暮れの庭を明るくしていた。


酒と夕食を準備してる間に先に風呂に入れと案内され、背中を流すメイドはどうするか聞かれて、ゆっくり入りたいからと断った。

タオルに下着に浴衣と羽織りを用意されてて至れり尽くせり。


「あっ!シャンプーがあるぅ!

もうこれ絶対日本人いるじゃんここぉ!」

シャンプーがあるなら洗ってから入る…それが日本人のマナーだ!


「あ"ぁー…」何も言えねぇ


おっさんの入浴シーンはカットしておこう。


風呂から出ると部屋に料理が並べられていて

お酒もワインから芋焼酎らしきものまであり、アイスペールにトングにグラスがいくつかと、どう見ても一人暮らし用の小さな冷蔵庫まであった…


和装メイドが「オーナーが来るまで今しばらくお待ち下さいませ…他に御用はございませんか?」

ないと答えると下がった。


料理がどう見ても鍋なのだが…布巾で蓋をパカッと

これはニラ?モツ鍋だ!

それにこっちはビールサーバー!?凄っ


ビールグラスが置いてあったから設置してレバーを上げると琥珀色の液体がっ!!


「本物やないか!」


美女「使い方わかりましたか?」


「うひゃぁ!すいません勝手に!」


マリー「飲み放題ですよ?遠慮なくどうぞ

デュランさんイケる口ですよね?ささ、どーぞどーぞ。あ、私はこっちの梅酒で……ハイお疲れ様でした乾杯!」


「お疲れ様でした、カンパイ」


カンパイなんて貴族はグラスをゴツッてぶつけたりしない。スッと少し掲げるだけだ…


「マリーウェザーさん…」


「もー、水くさいですねマリーちゃんでいいですよ?」


「マリーちゃんは確かグロステーレの出身だったな…」


「ここ、実家の領地なんです

あの後で、教会から抜けてきて実家に帰ったんです。

僻地だったけど温泉がわいてたから貰って開拓しました!

商人にツテがあったのと、お婆ちゃまが温泉好きだから支援金額が弾んで温泉街になりました!

ここまで街を育てるのに時間かかりましたよ〜!グビグビぷふぁー!

めちゃめちゃ大変でしたから!」


「それは…凄いね?」


「あ、モツ鍋なんです、食べながら話しましょうよ。

それでデュランさんの話し聞かせてください」


マリーは当時6歳で天才聖女としてこの国の教会に監禁され、脱走や問題行動を繰り返すうちに隣国送りにされた所で同郷の俺らが仲間にしたのだ。

今思えば家に帰るために追放されようとして脱走や問題行動を繰り返してたんだな…

幼い聖女などゲームか漫画くらいだと思ってたけど、当時はダンジョン攻略の為に利用することしか考えて無かった…悪い大人でごめんよ?


浴衣からふくよかな白い谷間が見える

髪を上げるとより大人っぽく見えるな…今は18歳か!

食べ頃じゃなくて年頃の娘さんじゃないか

ピンクの唇と湯上がりの薔薇色の頬に薔薇の香りだけでなくほのかに女の香りも漂う


長いまつ毛に大きな二重瞼

瞳の色はビードロのようにキラキラした青だ


ニコニコ楽しそうに笑って、俺のつまらない話を聞いて見つめられドキドキしてきた



「魔王討伐してから色々あった…

マリーちゃんはすぐに帰っちゃったでしょ?」


「教皇が黒幕でしたからね…事情説明にグロステーレの城に呼ばれましたから。あの後、どうなりました?」


鍋をよそってくれてお酒もついでくれる、ええ子やん!

受け取るときにそっと手が触れて年甲斐もなくドギマギする


「…えっと、囚われていた姫と勇者がめでたく結ばれたのだがね、愚王の後始末を誰がするのかで揉めた。

王太子がいたから、勇者アベルは姫と結婚したとて次代の王になれるわけではなかったんだ。

宰相と司祭の入れ知恵で王太子が戴冠式を終えた後に、愚王の責任を押し付けて王太子を処刑したんだ」


「マジでふか、ゴボッ……ゴクゴクゴクン!ふぅ大丈夫です続けてください!」


「そぉ?大丈夫?

…勇者は他国に嫁ぐはずだった姫を娶りめでたく王になった。おしまい」


「ふぇ~、なかなかエグいですねぇ!」


俺は、当初はその王の右腕的存在(顧問)として側で見守ってきて、多少甘い汁を吸う生活をしていたが

破邪の盾の副作用で当時はティーンエイジャー(18歳)なのに30後半に見られていたし、鍛錬も怠り肉体も体力も見た目通り落ちてきた。


勇者と同い年で、自分の方が鍛えていたのにに自信が無くなり

イケメン元勇者のアベルと何かと比べられ、そうナニとテクニックを比較され続け、辛くなって自分から城を飛び出した。


しばらくはアルラシード国内にいて勇者パーティの一員としてチヤホヤされ、娼館通いや夜会や仮面舞踏会など豪遊していたが、金の切れ目が縁の切れ目…みんないなくなった。


そして傭兵や護衛のバイトをしながら故郷へ向かって旅をして、ようやく帰ってきたら、実家の男爵家は没落した後だった



俺は男爵家の5男として生まれ13歳で勇者アベルと出会いその頃に前世を思い出す。「これあのオンラインゲームやんか!」

それから旅に出て17歳の時に出奔してアルラシードの魔の洞窟の奥にある邪教の神殿(ダンジョン)にたどり着いたけど、レベル足りなくて惨敗。

命からがら逃げ出して、仲間を集めて出直したのが18歳の時。

ダンジョンのイベントかと思ったら、本当にアルラシードのお姫様が捕まっていて冒頭へ至る



マリー「それからデュランさんはどうしてたんですか?いつ帰って来たんです?」


俺のその後の娼館通いなんて女の子の君に言えるかーい!


「帰ってきたのは2年前くらいかな…(しどろもどろ)

マリーちゃんはどうやって温泉街を?」


「…えっと、あっ!シーラやリリーは?」


「それ聞いちゃう?……まぁ君も大人になったしね」(※15歳で成人の国)


「シーラとリリーはね…最初は勇者ハーレムの一員だったんだけど

シーラが既に妊娠しててさ…魔王討伐の時に影響を受けたとかで勇者に似てるけど黒髪の男の子が生まれちゃってね…本来なら第一王子になるはずが嫡子外扱いで離宮へ追いやられ。

シーラは子供に見向きもしないでハーレムに戻って来たんだ。

お姫様がなかなか妊娠しなくて、リリーが先に妊娠したんだよ。

エルフって妊娠・出産は世界樹の近くにいたほうが子供が安定するって言われてて、里帰りして戻って来なかったんだ。

一夫多妻のハーレムに納得してなかったみたいだね。

子供の親権で国家間で戦争一歩手前だったからね、間に入って取り成すの大変だったから!

勇者が城のメイドや侍女に手を出しまくるし

城のメイドも子爵家のお嬢さんだったりするでしょ?揉めまくったからね?

ようやくお姫様が妊娠して産まれてきたのが女の子だったんだ」


「アチャー…あの国って女の子に王位継承権無いんですよね?うわぁー、ドン引き!かなり揉めたでしょうね?

ってかあのヤリ〇ん勇者が!本当に見境ないな!

知ってます?勇者の聖剣セクスカリバーって

その名の通り、まぐわった分だけエネルギー蓄えて強くなるんですって!

シーラとリリーにセッ〇ス強要して毎晩パコパコ煩くて死にそうでしたよ!

しかもあのド変態勇者!当時6歳の私をヤリ部屋に呼んだんですよ!!」


「えっ!?」


「私、あの時裸にむかれて立たされて笑われたんです!

"幼女では勃たん!フン10年後出直してこいウハハ"ですって!朽ちろ!この〇〇チンが!

死ねばいいのにクズめ!

お陰でヤリ〇ん勇者にイタズラされた伯爵令嬢ってレッテル貼られて嫁の貰い手が無くなったんですよ!私はまだ清い体なのに!!」


さすがに無いぞ…アベルのアホンダラ!


「私はダンジョン攻略したらパーティを抜けるつもりでした。王命で帰れるのなら渡りに船でとっとと出国しました。

デュランさんあのパーティで唯一の常識人でしたからどうなったか心配だったんですよ?」


「それは…どうも」


いつの間にかマリーは谷間を寄せて、俺の真横に来ていた。

お酌をしてくれてついつい酒が進む

酔ってるのか耳や首筋まで赤い


あっ若い女の子の匂いだ…たまらん!


マリー「まだ飲み足りないですか?」


鍋は空になってて、お腹も膨れてるけど

もうちょい君を酔わせたいからね


「まだ飲めるよ、君は?」


「私もまだまだイケますわフフッ

それにデュランさんのお話し聞きたいなぁ?」


「俺の何が聞きたいのかな?」


「まだ見ぬデュランさんが知りたいなぁ?」


これは誘ってるよね?

え!俺おっさんだよ?君はぷるぴちの18歳だけど…その胸に挟まれてみたい!

きめ細かい肌だな…柔らかそうで街の娼婦と違って弾力ありそう

唇もピンクでぷるぷるだし…その青い瞳に吸い込まれるようだ

はぅー…キスしたい!やりたい!

あれぇ?このコ本当に可愛いなぁオイ!

絶対俺のこと好きだよね?おいおい俺に惚れちゃった?

俺もまだまだ現役かっ?ウハァー!

あっ!息子が元気になる!コラッまだ早いからーっ!


ゴクゴクグビグビと飲み干して誤魔化した


「良い飲みっぷりですねデュランさんのちょっと良いところ見てみたい(手でハート)」




朝チュン


「え?!」ガバッ


あっ!


俺の隣で裸の美女が寝てるぅ!

やっちまったぁぁー!イヤァー!

誰か俺を死刑にしてくれ!今すぐ!


確かに久しぶりに息子が気持ちよくジンジンしてる!昨日はハッスルしたんかお前!やるな!


じゃなーい!キャァァ!

やってしまったぁぁ!伯爵令嬢襲っちゃったぁー!


あっ!布団に意味深な血がついてる!破瓜の…??

聖女の処女を奪っちゃったの?んひぃ!


マリー「ん…寒っ」


そっと布団をかけてあげました

パチッと目が合った


「死んでお詫びいたす!」


マリー「んっ痛っ…死ぬのは待って下さい!

ってか、聞きたいことあったんだよ!

もう面倒だから率直に聞くけどさ、デュランさんって異世界人だよね?」


「……そうだけど君もだよね?」


マリー「…何で分かったの?」


「だってここの温泉街って日本人の夢が詰まってるでしょ」


マリー「って事はデュランも日本人?はぁー…

ったく痛ってぇなチクショー!チッ」


急に柄悪いな…


マリー「あのさ、俺は前世は男だったの!

異世界に来て幼女になってたんだよ…まさかオッサンとやるハメになるとは思わなかったぜクッソー!

こんなことなら拷問して聞き出せば良かった」


えぇーまさかの女体化転生?

でも、そーゆーのは黙ってて欲しかった…物騒な事はなおさら聞きたかない!

真実を知っても君の若い肉体に息子が反応しちゃう

「とりあえず服着て下さい…目の毒だ!」


マリー「目の保養の間違いではなくて?失礼しちゃうわ!散々やっといて毒ですって!」


「申し訳ございません…君に惚れられたと勘違いしてしまいましたウゥゥ、もうヤダ死にたいよぅグスッ」


マリー「何でヤラれた俺じゃなくてオッサンが泣くんだよ…落ち着けよ?な?

俺が悪いみたいじゃねーか!処女じゃないと使えない聖女のスキルがあったのにもー!サイアクだよ!チッ…闇神官ダークプリースト目指そうかなぁ(ブツブツ)」


ゲーム脳か?

言葉遣いが…本当に男の子なんだな

ショックでチ〇コが萎えてきた


チラリと見たらまだ服着てなかった…早くしろよまた勃っちゃうじゃないか!

あっ、白い肌にキスマークいっぱい付いてる!俺か?俺だよな!ひぇ


マリー「まぁ…その…なんだ、別にひどい目に合ったとか思ってないよ?

幼女の時はまだ情緒が男のままだったけど、今はそれなりに女の子の体だし、頭でもわかってるんだけど…たまに本当に女の子の思考になってたんだよ。

泣かないでよ…大人の男の人に泣かれるとどうしたらいいか分からないの。

チュウしたら泣き止む?」


照れてモジモジしてて可愛い女の子がそこにいました


優しく頭を撫で撫でしてくるオッパイが見えた…2回目突入の合図かな?


胸がドキドキする、ビリビリ電撃が走ったみたいにしびれるよマリーウェザー!癖になるほど気持ちいい


まるで前世の青春時代を思い出す…前世は童貞だったけど!


俺たちは今始まったばかりだ!

…スタートラインからはみ出してフライング気味だがな

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

可愛い幼女と再会したらムチムチプリンになってたんだが? ワシュウ @kazokuno-uta

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ