仕事始めで想う
もう、仕事は始まりました。1月5日が仕事始めで、全員が防災ヘルメットを被りながらの、通常業務でした……。
大きな余震があれば、被害が大きくなる。家族とはバラバラになってしまうかもしれない。そんな不安を抱えながらの、仕事始めでした。
私の会社の場合、災害時にはセコ○から安否確認メールが届きます。しかし、避難せずに安否確認メールに返信している人も多く見られました。
だから、朝礼で私が最初に指示したのは、まず安否確認メールを無視すること。防災訓練で、安否確認メールの返信が遅いと指摘・注意される。だから、本当に地震が起こっても、目についたメールに反応し返信てしまう。避難するという意識が薄いのです。
でも、それは避難時に感じたことと同じかもしれません。学校の通用口が開いたのに、中に入るのを躊躇う。薄暗い学校の中で、電気すら点けようとせず、上の階に行くことも躊躇う。他の避難所でも、似たようなことはあったそうです。
災害の経験が少なく、行動に繋がらない。残念なことかもしれませんが、私の地域で避難されなかった方は多いです。
私の経験を記録として残すことに、大きな意味も影響もないかもしれません。ですが、災害を少しでも身近に感じてもらえばという思いを込め、作品として残します。
初めての避難で想う さんが(三可) @sanga3
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