絵を描くことに挫折した女子大生・未咲と自分のことを愚者と呼ぶ大学教授・藤代。同じ空間で珈琲を飲みながら、少しずつ心の距離を縮めていく様を描く。自分にしか見えない世界があることに気づかなかった未咲。藤代との交流をきっかけに彼女に変化が生まれます。しっとりと穏やかに紡がれる文章が読んでいてとても心地良い短編です。みなさんもぜひ珈琲を片手に読んでみてください。
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