格調高い文章で綴られた親しみやすい夫婦愛。おすすめですよ!

「毗沙門戦記」スピンオフ。
この長い物語の魅力がぎゅっと詰まった短編です。

『鴛鴦』(えんおう、と読みます。)

毘沙門天(最強武将なんだけど、愛すべきおっさん。可愛いおっさんというより、堂々とおっさんくさいおっさん。それが魅力!!)
その妻、吉祥天。
(美人、めっぽう強いし、ど迫力! ただ、夫だけには、可愛い妻。)
もう沢山子供もいる、神様夫婦。
さて、夫は、この後出張。どれくらいの期間? 一劫《いちごう》だよ!
その旅立ちの前夜。

お美しい吉祥天さまは、むんむんの色気を放ちながら、夫の帰りを待っています。
(今夜こそは……!)
そんな愛妻の欲求をとんと気がつかぬ毘沙門天。
さあどうなるか?!

本編をお読みあれ〜。

インドの神様が主人公なので、文章は格調高く、単語も、日常生活ではでてこないものも数多くあります。
でも、全然読みにくいことはないですよ。

おすすめですよ。
ぜひ、ご一読を!