フィルターをかける偏愛

主人公は穴から覗くフィルター越しでしか彼女に興奮しなくなってしまったが、何となく分かる気もする。特別な状況下というのは人間をある種の高揚感を抱かせるのかもしれない。
変態からヒーローになって、彼女と付き合えるチャンスを逃した様で歯がゆい気持ちにもなったが、人それぞれ幸せの形があるのだろう。