心の奥に仕舞い込んでいた未熟で青臭かった頃の感性を思い起こさせて頂きながらじっくり読ませて頂きました。
読み専であります。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(224文字)
恐らく本当に遭遇した場面、情報を上手に、丁寧にパッケージング出来ていると感じた。電車で直面した相手とは直接話すシーンは無かったがこれも一期一会だと思う。
オキタクミ氏は天性の語り部なのだろう。ヒロシマ断章に続きこちらを拝読し、そう感じた。「私」の考えは、一切書かれない。感情にも触れない。反射的に起こる情動もない。語り部に必要なものとは何か。客…続きを読む
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