これからの捨て活

 掃除は得意じゃない。好きでもない。面倒だとも思う。サボれば後で倍大変になるのに、大変になって余計にやりたくなくなる。

 だけどきれいなところで過ごしたいし、きれいにしたい。部屋もきれいに整えたい。もちろんそういう気持ちはある。


 なぜ捨て活と関係ない話が始まったかというと、捨て活と掃除と整理整頓は、すべてつながっているからだ。そのことを、ものを手放してみると実感する。


 ものが少なければそれだけ整理整頓がしやすく、ものが少なく整理整頓ができていれば、それだけ掃除がしやすくなる。好循環が生まれる。つまり何かが滞ればうまくいかず、悪循環に陥る。

 もちろんものが多くてもちゃんと片付けができる人もいるし、掃除ができる人もいる。ただ私には難しいというだけだ。


 きれいのいき届いたところで過ごしたい。ミニマリストになれなくても、ならなくても、管理のできる範囲の自分のお気に入りのものに囲まれて、きれいを保ちたい。それができれば、毎日はもっとご機嫌で、背筋がピンと伸びた日々を過ごせるような気がする。

 まだまだその域には達してはいないけれど、少しでも近づけるように引き続き捨て活に励みたい。


 備忘録のような気持ちで書いてきたけれど、思わぬ効果があった。自身の捨て活を振り返っているうちに、捨て熱が高まった。

 ずっと手放せなかった本への執着から突如解放され、本を二十冊ほど手放すことから2024年の捨て活がスタートした。


 理想とはほど遠い。ミニマリストにはなれないし、そこまでは目指していない。

 だけど、きれいのいき届いたところを目指して、2024年も捨て活を続けていきたい。

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ミニマリストにならなくても りお しおり @rio_shiori

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