概要
モルモット扱いしてた後輩が惚れ薬を欲しがった
「……先輩に作ってほしい薬があるんです」
仁科にこんな事を言われるのは初めてだ。モルモットが作ってほしい薬とはどんな物だろうかと正直少し気になってしまう。俺は驚きと興味が入り混じった感情で尋ねる。
「どんな薬なんだ?」
「それはちょっと……」
「じれったいな、俺に作れない物なんて無いんだからさっさと言え」
さすがに大言壮語が過ぎるが、こいつの場合プラシーボ効果でなんとでもなるはずだ、と仁科が欲しがる薬への興味が俺を突き動かしていた。
「あの、それは……惚れ薬です……」
蚊の鳴くような声で仁科はつぶやいた。
惚れ薬の作製を頼まれた先輩と煩くて馬鹿な後輩の話
仁科にこんな事を言われるのは初めてだ。モルモットが作ってほしい薬とはどんな物だろうかと正直少し気になってしまう。俺は驚きと興味が入り混じった感情で尋ねる。
「どんな薬なんだ?」
「それはちょっと……」
「じれったいな、俺に作れない物なんて無いんだからさっさと言え」
さすがに大言壮語が過ぎるが、こいつの場合プラシーボ効果でなんとでもなるはずだ、と仁科が欲しがる薬への興味が俺を突き動かしていた。
「あの、それは……惚れ薬です……」
蚊の鳴くような声で仁科はつぶやいた。
惚れ薬の作製を頼まれた先輩と煩くて馬鹿な後輩の話
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