何も持たない少年が成長し、強くなっていく王道的な物語です。王道は先のお話が予想しやすいという部分もありますがちょっとした予想外を含めた構成になっているのでスラスラ読めつつ驚きもあります。
とにかく文章がうまい。状況説明や登場人物の性格・心理・立ち位置などが、小難しい単語を多用することも無く端的に描かれていて分かりやすい。主人公以外にも魅力あるキャラ多数。物語もどんどん世界が広が…続きを読む
とにもかくにも面白い。文章も構成も読みやすい。異世界ものに有りがちな数字の羅列が無いのも、とても良い。
カナタはルイに安息を求め、ルイはカナタに存在意義を満たされる。良いコンビですね。
物語としての起承転結がとてもきれいで、各章の読後感が爽やかで素晴らしい。丁寧に紡がれた、少年の歩む道筋を俯瞰で追い続けたくなる。とにかく面白いです。
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