この物語は、非常に面白い、しかし人類の滅亡はもっと早いのだ!!!

哲学、経済学、最新の情報工学を駆使しての、作者、渾身のSF小説。

だが、この物語で言われている「人類滅亡の時期」は、西暦6064年では無い、と私は思う。

ロシアは、既に戦術核の実戦訓練に入っているし、イスラエルはパレスチナの絶滅(ジェノサイド)のために、やはり戦術核を使うだろう。そして、引き起こされる、最後の中東戦争からの、第三次世界大戦。

その時期は、実は、もの凄く近い。

とても、西暦6064年まで、人類は持たない。

それはそれとして、この小説のSF小説の傑作としての価値は、揺るがないのだ!!!