運命に翻弄されながらも懸命に今を生きる女の子達の物語です。

自ら志願したわけでもなく、ただ”選ばれた”というだけで、神子となり国を守るために命を削る。
国民は、命を削ってまで守っていることを知らず、自分たち国が負けるはずがないと。神子様がいる限りは大丈夫と。
その神子達がなぜ短命なのかも考えようともせずに。

彼女達だって普通の女の子なのに、なぜこんな運命を背負ってしまったのだろう。
読み進めれば読み進めるほど、神子達の行動の意味や思いを知ることになり、更に心の痛みは増していく。

いつかは戦いに終止符が打たれ、神子達が命をかけずに済む日がくるのだろうか。
懸命に今を生きる神子……歌姫達の平和な日々を願わずにはいられません。