唇
中尾よる
唇
僕は、彼女の唇を見ていた。その柔らかい唇を。濃い化粧を好まない彼女の唇は、いつも薄く色つきリップをのせているだけだが、艶やかだ。
「えりさん、今日、泊まる?」
彼女に、
「んー、今日は帰ろっかなー」
譲の期待に反し、彼女はスプーンに掬ったインスタントのコーンスープを、口に運びながらそう言う。僕は、落胆した譲の肺から押し出された息を、控えめに外に出すために薄く開いた。そっか、えりさん、今日も帰るんだ。
彼女は、もうずっとこの家に泊まっていない。最後に泊まったのは、いつだっただろう。まだ、湿った熱気が蒸し暑い、夏だった気がする。もう、冬は目前なのに。彼女はいつも、八時を回る前に家に帰ってしまう。
僕には、譲の視線の先はわからない。でも、その体温や、鼓動の速さの変化で、何を考えているかを測ることはできる。譲の瞳が、彼女の瞼を見つめている。それから桃色の頬、横にずれて、決して高くはない丸い鼻。そして、下に降りて、唇。彼女の舌が受け止め損ねたコーンスープが、唇から溢れる。それを、譲の視線が追う。唇から舌が、コーンスープを追って顔を出し、逃さないように絡め取った。
「えりさん」
「なあに?」
彼女は、譲に視線を移し、首を傾げて微笑む。譲は、彼女のその仕草が好きじゃない。子供扱いされているような気持ちになって、拗ねてしまうのだ。僕は、彼女のそんな仕草も、可愛らしくて好きなのだけど。
「やっぱり、泊まって行きなよ。今日は寒いし、天気も悪いし……」
しどろもどろな譲の言葉を、彼女に伝えるべく、僕はまた自らを動かす。遠慮がちに、でもちょっとだけ早口に。
「ん? 平気だよ。私車だし。そんなに遠いってわけでもないんだから」
残念ながら、譲の気持ちは伝わらなかったようだ。彼女は彼の気持ちを知ってか知らずか、付け入る隙を見せなかった。
「……だね」
二度目の、譲の落胆が伝わってくる。少し、彼がかわいそうになった。いや、正直、僕も、彼女にいてほしい気持ちはある。僕だって、いつまでも真一文字に伸びているのは嫌だし、口角を上げて微笑みたいし、たまには爆笑して、筋トレもしたい。でも、彼女がいなければ、それは叶わない。譲にとって、彼女は全てなのだ。学校で、友達と馬鹿話をしても、ふざけて女子のスカートをめくっても、彼の頭から彼女のことが離れたことはなかった。
……あの唇に、最後に触れたのはいつだろう。もうその感触を忘れてしまいそうなくらい、昔な気がする。前に泊まりに来た時だっただろうか。それなら、半年近く前になる。僕が誰かの唇に触れたのは、彼女が初めてだった。柔らかくて、弾力があって、僕のことを簡単に包み込む唇。温かくて、いつまでも離れたくなくなる、魅力的な甘い果実。
スープを全て飲んでしまうと、彼女はさっと立ち上がり、椅子の背にかけてあったコートを取って羽織った。
「もう帰るの?」
「うん、譲くんが言う通り、天気も悪いしね」
彼女は小さなトートバッグを持ち、マフラーを首に巻いて、あっという間に身支度を終えていく。
天気が悪いんだから、泊まってけばいいのに。そう、譲の心が言った。でも、僕が動く必要はない。譲は、彼女に嫌われることを最も恐れているから。しつこいと思われないよう、細心の注意を払っているから。
譲が、彼女を車まで送ろうと立ち上がる。
「あ、いいよいいよ。外寒いし。玄関までで」
それを片手で制し、彼女は笑った。譲は少し寂しそうに、僕の端を持ち上げる。
「そっか」
「ん、今日はありがと」
彼女がブーツを履き、玄関の扉を開けると、外から冷えた冷気が温まった室内に滑り込んだ。
「うー、寒っ」
室内の温度に慣れた彼女が、両腕で自分の体を抱きしめてそう言う。
「じゃあ、えりさん、気をつけてね」
「うん、譲くんもね。ご両親留守だからって夜更かししちゃダメだよー」
わかってるって、と譲が少し怒った口調で返すと、彼女はくすくすと笑った。
「じゃね」
名残惜しそうに手を振る彼に、無情に、扉が閉まる。胸が、きゅう、と締め付けられた。いや、僕にはわからないけど、そんな気がした。譲はしばらく、そのまま玄関に立っていたが、寒気を感じ、リビングへ戻った。暖かいリビングのテーブルに、彼女が飲んだスープのカップが置かれている。そこに少しだけ残されたスープと、スプーンに貼りついたクルトンが、妙に艶かしく感じられた。
僕は、今日何度目かの彼のため息を、口の中から押し出した。
えりさんと初めて会ったのは、去年の冬だ。学校帰りのバス停で、酔った女の人が絡んできて、譲も初めは無視しようとしたのだが、目の前で吐いた上、路上で寝てしまったので家に連れて帰った。身長百六十五センチの彼より長身の彼女を、抱いて家まで帰るのには時間がかかったが、真冬の寒さに当てられてか、さほど疲労は感じなかった。そのまま譲は一人暮らしには広すぎるリビングの、ソファに彼女を寝かせ、自分は二階の自室で眠ろうとしたのだが、酔った彼女は、譲を寝かせてはくれなかった。
「こういうの、初めて……?」
「……」
その夜、譲は初めて、人肌の温かさを知り、僕は初めて、他人の唇に触れた。何度も、何度も、夢中で僕は彼女の唇を追いかけ、捉えた。譲も、僕がそうすることを許してくれた。
それなのに。今は、僕が許しを乞うまでもなく、譲の手さえ、彼女に触れられない。するり、と軽やかにその手を
「ゆーずーる、ほら、よそ見しないでちゃんと掃除する!」
ぼんやりしていた譲に、学級委員長が釘を刺す。はいはい、と空返事をし、譲は再び箒を持ったまま、窓の外に視線を向けた。えりさんは、今頃何をしているだろう。
夏から、どんどん学校での譲の口数は、減っていた。ほぼ、数日に一回、会うか会わないかのえりさんとしか話さないので、僕はすっかり運動不足だ。せめて、たくさん食べ物を食べてくれれば、まだ運動の余地もあると言うものだが、恋煩いなのか、食事の回数も、量も減っている。とても成長期の男子とは、思えない。朝は抜くか、食パンを一枚。昼は購買のサンドウィッチか、大きめおにぎりを一つ。夜は適当な食材で料理を作るか、帰りにスーパーでお弁当を買う。とても、健康的とは言えない食事だ。僕は箸に乗って運ばれるその食材を、毎日嫌々受け入れる。えりさんが作ってくれる時もあるが、彼女は驚くほど料理が下手なので、結局、他の日と大差なかった。
正直、僕には、譲がなぜそんなにも彼女を気に入っているのかわからない。特別に美人というわけではないし、料理は下手、しっかりしているようでどこか抜けてて、頼りない。いいところといえば、ふっくらした彼女の唇くらいだ。それなのに。
その夜、久しぶりに譲の母親から電話がかかってきた。海外で仕事をしている譲の両親は、纏まった休みに帰国するきりで、週に一回、一人暮らしの息子に必ず電話をかけてくる。
「譲、元気?」
スマホ越しに、海外在住期間が長いため、英語のイントネーションを残した声が聞く。
「うん」
「ちゃんと食事取ってる?」
「うん」
「友達と、ちゃんと上手くやれてる?」
「うん」
いや、お母さん。あなたの息子は嘘ばっかりだ。譲は、とてもちゃんとした食事をとってるとは言えないし、友達なんて今や一人もいない。あるのは、ただ、一途な彼女への想いだけ。
「じゃあ、切るね」
「あら、もう? そっけないんだから。思春期かしら」
そう言いながらも、お母さんはすぐに電話を切った。僕は、ほっと、ない胸を撫で下ろす。よかった。これ以上、嘘の言葉を紡がなくて済む。
昔は、こんなじゃなかった。彼がお母さんに嘘をつく時は、大抵とても些細な理由で、すぐに訂正すれば済むようなことばかりだった。それなのに。今は、譲はお母さんに対して、心を開くことさえしない。えりさんが、彼女が、彼を変えてしまった。
今日もまた、僕は、譲が望むように開いて、深くため息をつく。
その日、譲が放課後に、彼女がバイトしているカフェに寄ろうと思ったのは、全くの思いつきだった。珍しく学校が早く終わったので、行って脅かしてやろうと思ったのだ。よく同じ学校の生徒も、立ち寄るカフェだったし、譲も数回訪れたことがあった。ちょうど彼は、帰って来たテストの点数が上がり、機嫌が良くて、久しぶりに、僕に口笛を吹かせてくれていた。
彼女が勤めるカフェは、大通りに面しており、透明の大きな窓からその内装がよく見える。今日も、譲は窓の外からこっそり、彼女の姿を探そうとした。
平日だというのに、いつもよりも客足が多い。どこだろう。彼女の姿を探すにも一苦労だ。
ふと、彼女がコーヒーカップをトレーに乗せて、店の奥から出てきた。カウンターの、若い男性の前にカップを置き、少し談笑している。その様子に、僕はその青年と彼女が、知り合い同士だと言うことがわかった。僕にわかったのだから、当然、譲も気づいただろう。彼女は、二十を回った大人のくせに、極度の人見知りで、初対面の人と話す時は下を向く癖がある。譲と初めて会った時は、酒が入っていたから異様に積極的だったが、素面ではあり得ないのだそうだ。
彼女は、カウンターに軽くよりかかり、青年と楽しそうに笑い合っている。
譲がその時、何を考えたのか、僕にはわからなかった。だが、僕はその後、その青年が帰るまで、正確には彼女のバイトが終わるまで、寒い路上に立たされた。いや、立っていたのは譲で、僕は彼の顔に、くっついていただけだけれど。
譲は、今日、彼女のバイトがそんなに遅くないと知っていた。六時に家で……と、約束していたからだ。
彼女が店から出てきたのは、五時を少し過ぎた頃だった。裏口が見える道の、柱の影に隠れて、譲は彼女を待っていた。裏口から出てきた彼女について、さっきの青年も店から出てくる。彼は、彼女の耳元に何か囁き、肩に自分の上着を、被せるように掛けた。彼女は嬉しそうに笑い、彼を見上げる。
譲が、その後、目を逸らしたか、それとも逸らすことなくそれを見てしまったのか、僕には知る術がない。でも、ドクン、と大きく振動した心臓に、彼が激しく動揺しているのがわかった。
青年は、顔を傾け、彼女は上を向いて目を瞑った。青年の唇が彼女のそれに降りて、重なる。彼女が彼の首に腕を回し、青年は彼女の腰を抱いた。
僕は、その光景から、目を離すことができなかった。彼女の、唇。それは、僕のものだったはずだ。質素な化粧の中に際立つ、赤い唇。それは、僕のものなのに。僕の、ものなはずなのに。
彼らがその後、キスをやめて、お互いを見つめる頃には僕はそこにはいなかった。譲が、走ってその場を後にしたからだ。運動神経もさほど良くないくせに、こんな時ばっかり足が速い。走って、走って、あっという間に家に着いた。鍵穴に鍵を差し込もうとするが、手が震えて上手く刺さらない。僕も、震えていた。どうにか鍵を開け、家に入る。扉を背に、譲はその場にへたり込んだ。
「あ……」
手で、顔を覆う。震える声を、僕は口の外に押し出した。
「……あ……えりさん」
えりさん、えりさん、と譲は何度も、縋るように彼女の名を呼んだ。
三十分ほど、そうしていただろうか。六時の鐘に、はっと顔を上げ、譲は急いで自室に駆け込んだ。鞄をベッドの上に投げ出し、鏡を見て身支度を整える。いつもなら、制服から着替えているのだが、今日はもう時間がなかった。前髪を整え、ネクタイを直す。まだこんなことをする自分が馬鹿らしくなり、彼はくす、と、僕に自嘲の笑みを浮かべさせた。
玄関のチャイムが、いつもと同じように音を立てた。譲は彼女を迎えるために、数回深呼吸をした後、玄関に足を向ける。
「こんばんはーー」
既に扉を開けて中に入った彼女は、さっきカフェの裏口で見た時と同じ格好をしている。もちろん、あの青年の上着は羽織ってはいない。いつもの乳白色の、足まで届くコートを羽織り、
「こんばんは。えりさん」
思ったよりも、気丈に言葉を紡げた、と思う。動揺した心が収まらない譲の代わりに、僕がしっかりしなければと思ったのかもしれない。
「久しぶり! 一週間ぶりね」
そう言ってブーツを脱ぎ、彼女はリビングに上がる。その言葉には返事せず、何か食べる? と聞いた。
「あ、今日ね、お弁当買ってきたんだ。譲くんと食べようと思って」
そう言って手に下げていたビニール袋から二つのプラスチックパックを取り出す。半額、のシールが貼られた二つのお弁当は、男子だと言うことを考慮したのか、それともただ単に彼女が食べたかっただけか、どちらもカツ丼だった。
「電子レンジであっためればいいかなー」
そう言いながら、勝手知ったると言うように台所に行き、二つのお弁当を入れてスイッチを押す彼女を見て、考える。彼女にとって、譲はどんな存在なのだろう。弟? 友人? 恋人? 一体、譲をどう思っているのだろう。
「えりさん」
譲が、真剣な声で、彼女に話しかけた。ん? と、電子レンジの中を覗きながら、彼女が答える。
「えりさん」
もう一度、名前を呼ぶ。
「なあに? 譲くん」
今度は、顔だけこっちに向き、そう言う。僕は、譲の心の中を
「えりさん!」
僕は、舌から受け取った言葉を、思い切り彼女に向けて投げた。彼女が、少し驚いたように肩をすくめる。
「えりさん……」
涙声になって下を向いた譲に、彼女は心配そうに歩み寄った。目の前に立ち、譲の瞳を覗き込む。
「どうしたの、大丈夫? 何かあった?」
無神経なその言葉に、一瞬、笑いそうになったのを堪えた。譲の気持ちを、尊重しなければならない。
「今日……」
「うん?」
彼女は何も知らずに、彼の肩を引き寄せる。ぽんぽん、と背中を軽く叩き、譲の言葉に耳を澄ませた。
「今日、僕、早く学校が終わったから……放課後にえりさんのバイト先に寄ったんだ」
そこまで一息で言う。彼女はまだ、彼が何を言わんとするかわからないようで、曖昧な相槌を打った。
「え、そうなの? 声かけてくれればよかったのに」
すっと、息を吸い込んで、止める。
「だって、男の人といたから」
ピク、と彼女が動いた、気がした。譲が顔を上げる。
「男の人と、キスしてたから」
譲の心臓が、速く鳴っているのを感じた。彼女は、彼の肩に手を添えたまま、身体を離し、彼を見つめる。
「いつからなの」
僕は聞いた。押し殺した声。譲の気持ちを汲んで、感情を乗せないように、言葉を伝える。
「あ……」
彼女は動揺にその目を泳がせながら、言葉を探しているようだった。彼女が言葉を探し当てる前に、僕が次の言葉を投げる。
「えりさんが、僕の家に泊まらなくなったのは、あの人のせい?」
彼女は、小さく、首を振った。けれど、その瞳から溢れた涙が、僕らに真実を伝えている。ぎゅ、と心臓が萎縮した。台所から、お弁当を温め終わった電子レンジが、チン! と音を立てる。
「……ごめん、譲くん、ごめん……」
細い指が、彼女の瞳を覆い隠した。指と指の隙間から、受け止めきれなかった涙が溢れて、手の甲を伝う。
「ごめん……」
僕は、何度も謝罪の言葉を口にする、彼女の唇を見ていた。僕のものだった、唇。もう、違う。今は、あの青年のものになってしまった唇。
「昔……譲くんに初めて会った時、あの日、彼氏に振られて、飲んでたの」
涙声で、ゆっくりと、彼女は話す。
「それで、前の夏休みに、彼が……よりを戻そうって、それで……」
ごめんね、譲くん、と彼女はまた謝る。僕は何て答えればいいのか、わからなくて、乾いた息を吐いた。それをどう捉えたのか、彼女は何度も謝る。静かなリビングに、彼女の啜り泣きと、譲の押し殺すような嗚咽だけが響く。
どれくらい、そうしていただろう。不意に、譲が、彼女の肩に手を添えた。
「……えりさん、キスして」
「譲くん?」
驚いた目で、彼女は彼を見下ろす。
「もう、会わないから。だから、初めて会った時みたいに、キスして」
譲は、真剣だった。だから、僕も、彼の言葉をできるだけ、真っ直ぐ彼女に投げた。彼女は少しの間、静止していたが、再びその目から涙を溢すと、ごめんね、と言って目を瞑った。
彼女の唇が、ゆっくりと僕に降りてくる。ゆっくり、そっと、僕に彼女の唇が重なった。久しぶりに重なるその唇は、あの日と変わらない。ふわっと柔らかで、優しくて、包み込むような、キス。唇が離れると、僕は少し笑った。
「……ありがと」
彼女も、釣られて不恰好な笑みを作る。
それから、涙を拭いて、すっかり冷めてしまったカツ丼を温め直し、二人で食べた。できるだけ、いつものように、そう、二人とも意識しているようだった。電子レンジで温めたカツ丼のカツは、ちっとも衣がサクッとしていなく、むしろ湿ってしなしなだったが、その味さえも、一生覚えておく価値のあるものに感じた。カツ丼を食べ終わってしまうと、彼女はいつものように、すぐに席を立ち、家に帰る準備を始めた。コートを羽織り、マフラーを巻き、トートバッグを片手に持って、外まで送ろうとする僕を片手で制する。
「じゃあね」
玄関で、扉を開けて、彼女は譲を振り返った。
「……好きだったわ。年齢なんて関係なく」
「僕も、大好きだったよ。えりさん」
彼女はまた瞳に涙を浮かべたが、すぐに指先で拭い、笑う。僕も、口角を上げて、微笑んだ。
そして、彼女は扉を閉めて、去って行った。
車のエンジン音が、段々と遠ざかって、聞こえなくなるまで、譲は玄関に立っていた。その瞳は、もういない、彼女の背を見つめるように玄関の扉に向けられている。
「……さよなら」
そして僕は、今まで言った中で、一番切ない別れの言葉を、誰もいない空間に向かって呟いた。
唇 中尾よる @katorange
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