筆職人の美貌の弟子は貸し筆を回収しに出かけた。でも、簡単にはいかなくて

主人公の涛淳は、『命数筆』という不思議な筆をつくる職人の弟子。
彼は、師匠から貸し筆とその貸し賃を回収してくるように命じられます。
借主のもとに出かける涛淳ですが、簡単には回収できない事態が……

本作は、中華風の世界を舞台にしたファンタジー小説です。
この世界には『色命数士』という『命数筆』を使って、不思議な力を使う人たちがいます。
涛淳が貸し筆と貸し賃を取り立てるのも、この『色命数士』から。
この『色命数士』の設定がしっかり作りこまれていて、短編とは思えない読みごたえがありました!
師匠がいい性格してて、わたし好みでした(笑)
涛淳もただの美少年じゃなくて……

本作がお気に召したら、同じ作者様の『月桂の筆 ~八色の命の光を灯す者~』もおススメ☆
この作品と世界観を共有する長編で、さらに壮大な『色命数士』にまつわるお話が読めます☆

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