新人OL、先輩の奇襲で真っ赤に

ゆる弥

新人OL、先輩の奇襲で真っ赤に

 1ヶ月前に始まったプロジェクトは最初こそゆっくりだったが、今は軌道に乗り少しずつ上手く回り始めている。


 下請けさんは新人の私はあまり眼中に無いみたい。みんな先輩に質問を聞いている。先輩は共有することをしっかりする人だから上手く回ってる。


 先輩のおかげなのよね。結局。私、役に立ってるのかな?

 そんな事は考えても分からない。調べても分からなければ、人に聞くのが早くて効率が良いみたい。


 この日も九時を回っていた。フロアには人がまばら。帰宅した人が多い。


「今日はこれで終わりにしよう」


 先輩の号令で今日は終わりになった。

 雰囲気的に最寄り駅まで一緒に帰ることになって、一緒に玄関ホールへ降りた。


「あぁー。今日も一日が終わったなぁ」

 

 外へ出るとすぐにネクタイをゆるめた。

 視線が首元に行ってしまい筋張った首元が露わになった。


「っ!」


 耳が赤くなるのがわかる。

 頬も熱い。


「鈴木? 顔真っ赤だぞ? どうした?」


「なんでもないです!」

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