タイトルとあらすじで騙されないで!読めばわかる、この面白さ!

ディストピアとかサイバーパンクとか、そう言うのが分からなくても取り敢えず読めばわかる、この作品はもっと多くの人に注目されるべきです。

近未来の日本を舞台に、高度に発達した科学技術と、異世界から持ち込まれた異能や魔術と呼ばれる技術、そして強権的に支配された政府によって人の命の価値はどこまでも安い。

政府打倒を目論むレジスタンス(敵側陣営)と、それを取り締まる法務省異能調整局(主人公陣営)との激しい攻防戦には目が離せない。

主人公の持つ能力は前世のゲーム知識と、死亡すると時間が巻き戻るタイムリープ。
このタイムリープと言うのが重要である、即ち敵に勝つまで続けられる憶えゲーのはじまりなのだ。
敵の攻撃を受けては何度となく死に戻り、それらの攻撃を掻い潜っては勝利を掴み取る、敵側陣営の者達は未来予知でもされてるかの如き思考に至る、されど周知の事実として主人公が無能力者と言うのは広く知られている、なのでそこで勘違いが発生する。
この勘違いにも注目して読んでみて頂きたく思う次第です。

いわゆるなろう的なスナック感覚でサクサク読める文章に慣れ親しんだ人からすると、漢字や横文字が多くて苦手に思う人もいらっしゃるかもしれません。
本文を読んでみて『難しそうな物語だな』と感じたならば、文章の音声読み上げ機能などを使って楽しむのも一つの手でしょう。

是非、多くの読者様に読んでいただきたいオススメの作品でございます。