想像の三半規管が喜ぶ、縦横斜め前後ろ
- ★★★ Excellent!!!
スケールがでかいです。
幅だけでなく、高さ(青天井)を感じるスケールです。
小説の読み手には自身の想像力を無限に広げることができるというすさまじい特権ありますが、
これを自分の限界値まで使うことができる世界観になっています。
情景も、この世界の社会情勢も、キャラクターの心情も、
起きている出来事を点として、
そこから高さ、低さ、奥行き、そして過去にまで展開されていくので非常にワクワクする。
12/28の更新時点で
キャラクターたちが、ものすごいスピードで異動するシーンがいくつかあるのですが、
それがストーリーの展開の速さ、テンポの良さと連動しており
体験したことのないアトラクションに乗っている気分になります。
キャラクターたちそれぞれの特徴も立っていて、魅力的です。(私はサティとボスがお気に入り)
まだ序盤から中盤なのかもしれないのですが、この先が楽しみです。
↓
読了致しました。
壮大なスケールと奥行きを裏切らない、爽快なストーリー展開でした。中盤以降は、人間の多様な在り方を愛おしく感じる、可愛らしさもプラスされています。
「いいSFを読んだ!」と声を大にして言いたい。
おすすめです。