そこは、母なる森。そして母なるものは、愛おしく、おそろしい。

描写が丁寧で、読み進めるたびに物語の森のなかへと足を踏みいれてゆくことになります。
森のなかで展開される物語は、適度にメリハリが効いていて、さらに奥へといざなわれることになるでしょう。
そして、その奥にひそみ棲んでいた秘密とは……。

生と死、愛と狂気、やすらぎと破滅をやどした森へようこそ。