後書き
まずは執筆と公開の許可を下さった天上杏様に感謝致します。
事の発端は「氷上のシヴァ」の世界観に基づくのですが、私がトーマくんと既に故人の聖司を会わせてみたらどうなるか興味がある...と言ったことを現Xにてポストした事がきっかけでして。
話しているうちにトーマくんを死神のように扱ってしまうことにならないか、ということについても許可をいただいたのでこの小説においては半ば死神のようなポジションにさせていただきました。
タイトルの「死を告げる銀盤の精」はトーマくんと聖司の両方を指しています。
先述の通りこの小説においてトーマくんは死神ポジションであること、そしてトップスケーターである聖司が世間に自身の訃報を知らせてしまうことになることからこのタイトルになりました。
亡くなる一週間前から死神が夢に現れ始め、7日後にきっかりと命を狩る。
そんな世界もあったのかもしれません。
名声を命諸共捨ててまで永遠に滑る、 それが幸せなんです。
その幸せをくれたのは他でもない死神だった。
生命の温かさもない、ただ氷しかない冷たい世界...でもどこか暖かいお話を書きたかったのでした。
もしまた許されるなら、今度は生きてる登場人物達のドタバタコメディもあったらいいですね。
ではここまで、読んでくださりありがとうございました。
本編の「少女銀盤」も近いうちに更新したいと思います。
死を告げる銀盤の精 藤宮藤子 @Fujinana_2727
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