旅路

世界一周を試みた人が

ここにも一人いました


世界は広かった

ありきたりだけど

その一言に尽きる


国が違えば

習慣が常識が違う

言葉に対する反応も違う


自分はどれくらいの人に

自分の気持ちや考えを伝えられたろう


もちろん出逢ったのは

世界の一欠けらの人々に過ぎず

その中でさへ

自分を伝えられたか疑問だ


だけど女の子が

自分の言葉に

華やかな笑顔をみせてくれた


働く自分に

差し出してくれる

ビールの1杯があった


世界を回っても

得るものはたいしてないかもしれない


でも自分は

笑顔を優しさを貰えたことが

何よりの旅の宝だと思う


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

読み聞かせを意識した短文文章 御等野亜紀 @tamana1971

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ