風が渡る日

とある世界の

一枚の手記を

読みますね



風が流れる日

何を思いますか


私には

精霊を見る力があります

草原の民なら

誰でも持っている力です


たくさんの風の精霊が

風の流れを動かしています


彼らを動かすことは

私たちにも

少しだけできます


けれど本来

それを司るのは

風の精霊王です


だから

草原の民は

むやみに

この力を使ってはいけないと

知っています


この前

酒場で

精霊術を使って

大暴れした者がいて


兄が

それを収めに行くという

小さな事件がありました


精霊たちは

契約で動きます


ありったけの精霊を

酒場に呼び出して

暴れさせたのです


幸い

強い精霊はいなかったため

騒ぎは

酒場の中だけで済みました


心にとめてください


生きている

生身のものだけが

この世のすべてではないことを


あなたなら

愛をこめて

すべてを愛せる存在になれると

信じて


それでは

失礼します


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