解離性同一性障害とは?

解離性同一性障害。いわゆる多重人格であるが、作者の夜桜さんは、その当事者ということらしい。本当に解離性同一性障害なのかどうか、真偽は作者にしか分からないが、こうしてエッセイとして公開されるということは、おそらく真実なのだろう。
ドラマ「ミステリと言う勿れ」では、女優の門脇麦さんが、解離性同一性障害の女性を好演していたことが記憶に新しいが、あれはフィクションのお話。現在を生きている解離性同一性障害の人のナマの声を聞くことが出来るのは、読者にとって、有意義なことに違いない。また、作者の夜桜さんにとっても、胸に秘めた苦しい思いを、こうしてSNSを使って吐露できたことは、救いになっただろうし、カタルシスにもなったことだろう。
ドラマ「ミステリと言う勿れ」では、解離性同一性障害の人格は吸収されて、消えてしまった。今回の勇気あるエッセイを書かれた夜桜さんは、本来の人格ということだが、今後も投稿して、例えば他人格が何人いるのかとか、いつから自分が解離性同一性障害だと気付いたのかとか、もう少し具体的に読者に説明してもいいのかなと思う。