頑張るルチアを応援したいと思えるお話です。

自分の身を削ってまで国に尽くしてきたのに、偽聖女のせいで追放。挙げ句の果てに護衛騎士のマルコに崖から突き落とされて死にかける。(普通の人なら確実に駄目な状態)

そんな危機的状況からのスタートだったけど、魔人ネリクとの出会いで一変。
はじめは言葉が変で私の頭の中もはてなが飛び交っていたけれど、状況が段々と判明してくると、ネリクの甘すぎる態度にこちらも顔が緩みっぱなし。

始終マルコに足を引っ張られるし、気持ち悪いし、あっさり裏切るし、何度マルコォォォォーーー!!と叫んだことか!

それでも、ネリクとルチアの愛の力と、それを支える人達のおかげで無事平和が訪れ、ずっと見守ってきた私としても、充実感で溢れています。
きっと私も一緒に戦った!……と、思ってる!( *¯ ꒳¯*)フフン

ルチア視点で物語が進みますが、感情移入もしやすく、どんどん読み進められます。
平和になったあとの2人をこっそり覗いてみたいな……という希望を残しつつ、レビューとさせていただきます。
素敵なお話ありがとうございました。

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