とりさんは普段見えない。でも誰の心にもとりさんはいる。それはカレー味だったり、朝日のよく入る食卓だったりする。主人公の幸せに対する怯えとその払拭がお皿を拭うように行われる。心が晴れるような作品です。
野良物書き。気高くたくましく生きる。KAC2024ランカー賞保持者。季節は秋が好き。クリスマスも好き。 モットーは「読んだら3日忘れられない小説を書く」です。…
義理の母とこういう距離感で過ごす人は、今は多いかもしれません。ばあばがしてくれること全てが優しくて、ちょっぴり懐かしくて。受け継がれていくものや苦い思いなんかも滲んで。最後にはほっこり、ばあ…続きを読む
妻のピンチヒッターで駆けつけてくれた義母が、娘のためにカレーを作ってくれました。しかも、二種類。 そして、幼い娘さんにも二つ、いいことをあげたようです。ひとつめは、可愛らしいプレゼント。でも、…続きを読む
幼い女の子の友里ちゃんを育てている和哉。妻は出張中で、その代わり義母が応援に来ている。そんなある日、義母の振る舞いにより和哉は実の母に言われた言葉を思い出し……。特にドラマティックな出来事が…続きを読む
子どものカレーと大人のカレー。ひりつくような記憶とやさしい今と。寒い季節におすすめの、あたたかい物語。二千字ちょっとの短編なのですぐに読めますよ。
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