舞台である平安の情景を丁寧に描写しつつ、そこに混ぜ込まれる和風ファンタジーの世界観も作り込まれています!あらすじを読んで気になっていた“子供”についても、本編を読めば「なるほど」となる設定でした。
物語は、貴族の前で舞を披露した夜、白拍子の女性が鬼に襲われるところから始まります。あわやと言うところで助けに入るのが、謎の陰陽師でして、彼には大きな秘密がありました。鬼に付け狙われるのを守って貰…続きを読む
はるか創世の昔、天帝が邪神を封じました。そして天妃が人界の災厄、四凶を封じました。 落ちた天妃の魂を求めて、天帝の黒緋もまた人界に降り立ち、伊勢の白拍子である鶯と出逢う……本作は平安時代の日本と…続きを読む
白拍子の複雑な立場など、丁寧に描かれていて興味深いです。文章もさらりとしていて読みやすく、細部のアイデアが勉強になりました。
神話があった。天にいる天帝は、天から愛おしい人間たちを見守っていた。しかし、人間の世界に四つの災いが降り注ぎ、人間たちは無残に殺されていった。それを悲しんだ天帝を見た天帝の妃は、天から人間の世界に…続きを読む
もっと見る