1/30 三人称書きたくない病
おひさしぶりの日記です。
「神の一皿は勝利を約す https://kakuyomu.jp/works/16817330665296361261 」の改稿作業でへろへろになってて、こちらを書く余裕がまったくありませんでした……。
とはいえその改稿版、ようやく無事公開の運びとなりまして、いったんは胸をなでおろしております。
今回の改稿ですが、やはりなんといっても最大の変更は「人称が三人称になった」ことでしょう。
有償講評者さんから「一人称『俺』だと幼さが出る」と指摘が入り、実際自分でもルネのジジイ感の薄さは気になっていたところなので、直した次第です。
ただ、今回は場面割などは一人称のまま、ほぼ主語のみを「俺→ルネ」に差し替えただけなのでまだよかったのですが。
個人的に三人称って、あんまり書きたくなかったりしています。
自分的に「客観的な世界」の存在をあんまり信じていない、というのも理由の一つとしてあります。
人間に見えてる世界って主観ベースのものなので、主観の色がついた状態で描き出したい、という欲があるようです。
というか三人称って、作中に登場人物たちのものでない(=作者の)主観が入り込む感じがあって、それがどうにも気持ち悪いんですよねえ。
具体的に説明しますと。
地の文で『美しい女が立っている』と書いた場合、一人称だと「美しい」と感じているのは話者主観だと明確にわかりますが、三人称だと誰ビジョンで美しいと判定されているのか謎です。その世界にいない誰かの主観が入り込んでいる感じがあって、それがどうにも気持ち悪いです……。
作者の主観はできるだけ作中から排除したい、という欲求もあるようです、自分的に。
そんなわけで現在、有償講評者さんと「三人称書けるようになった方がいいんですかねえ」トークをしてますが、先方的にはやはり「書けるようになった方がいい」見解のようで。うーん。
一人称は制約が多い、というのもよくわかるのですが、その制約含めて一人称が好きなんですよねえ。
なんというか悩ましいです。
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[宣伝/カクヨムコン9参加作まとめ]
【長編/最本命】
神の一皿は勝利を約す https://kakuyomu.jp/works/16817330665296361261
※完結&大規模改稿済。ライト文芸部門に参加しています。
【短編】
[書き下ろし]
UNSEEN ENTITY/しょうたいふめいのそんざい(黒歴史エッセイ2) https://kakuyomu.jp/works/16818023211831806763
[旧作&他サイトより転載]
ある同人作家の墓標 ~10年書き続け11年目に筆を折った二次創作同人作家の崩壊記録~(黒歴史エッセイ1) https://kakuyomu.jp/works/16817330652026401936
豚肉の仙人 https://kakuyomu.jp/works/16817330669588846439
灰色の魔法使いに憧れて https://kakuyomu.jp/works/16818023211914819644
推しとの同居は夢見たけれど、こんなの聞いてない https://kakuyomu.jp/works/16818023212086688594
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