オタクに優しいギャルに陰キャオタクの僕がネット小説を教えることになった件について

灰灰灰(カイケ・ハイ)※旧ザキ、ユウ

第1話 オタクに優しいギャルなんて砕け散れと思う件について

 僕はギャルが嫌いだ。


 一昔前はギャルなんてオタクにとっては天敵でしかなかったのに今はどうだ。オタクに優しいギャルなどと持て囃し、あげくの果てに一コンテンツにまでしてしまった。節操なしにも程がある。


 実際、昔と比べてギャルはオタクに大して少なからず寛容にはなったのだろう。その結果か過去は敵対していたにも関かかわらず、オタクはギャルに少し笑顔で話しかけられただけでコロッと落ちてしまうという事態にまで発展している。向こう見ずにも、身の丈に合わない恋愛に身を焦がすのだ。


 確かにオタク文化は昔とは打って変わりマジョリティな文化へと変貌したさ。しかし、あくまでオタク文化が受け入れられただけであり、別にオタクが好意的に見られるわけではないのだ。

 露骨にキモがられないようになっただけで、恋愛対象になるかと言われればもちろんNOと断言できる。


 少し考えれば分かる事だ。絵を描くオタクやソシャゲーの萌絵にブヒブヒほざくオタクなんかより、サッカーで汗を流す陽キャの方がいいに決まっている。

 まったく奴らは分かってないね。オタク文化が受け入れられただけであり、オタク自体は何ら変化していないのだ。そんな存在が恋愛対象になるわけもない。つまりはオタクに優しいギャルなど、最終幻想ばりの虚像でしかないのだ。


 少し長くなったが結論を述べよう。


 オタクに優しいギャルなんて砕け散ってしまえ!!!!!


 二年六組 明星影人

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