第3話実験初日

「新薬の効果は1時間程度で出るはずだ」

そんな会話が聴こえた。

何の効果、、?

到底俺には分かるはずもない。


でも異変はすぐに起こった。

点滴を始めてから数分。身体が熱ってきた。

「、、ん、、あつい」

熱が上がっているのが分かって

呼吸が上がる。

「心拍が弱まってます!

Xさん!どうしましょう」

Rと呼ばれた男が焦っている声が聞こえる。

酸素マスクを付けられると、

目蓋を開かれて、瞳孔を見られる。

「想定していたより、反応が早いな」

近くで話している声が聴こえたけど、

今の俺はされるがままだった。


時間が経つ毎に熱は上がっていった。

目が覚めた時には3日くらい

経過していたらしかった。


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