聴覚描写で童心に少しだけ戻れる小説。でも、その後は……

オチで笑いに変えていますが、とても詩的で、味わいのある短編です。

なんというか、この物語に書いてあることって、描写的で、聴覚に訴える遊び心がって、童心を思い出させてもらえて、純粋な気持ちに戻っていける不思議な安堵感がある短編です。

また、最後の部分で大人の気持ちに戻してくれるところもよくて、子供心は思い出すことはできても、戻ることはできないよ。となんか、そういうことを教えてくれる短編です!