あとがき、という足掻き



【執筆経緯】


 長い旅路だったわ。。です。


 書き始めたのは2024年の2月頃。色々と日常生活で変化があって、作家としてどうやって生きていこうかとか色々迷った挙句、とりあえず書いちゃえ! の気持ちで書き始めたのがこの作品でした。


最終話まで書いて、うーん、納得いかねえなあ。と思いながら、数話投稿。


なんと! 意外と反響が無く! ……がっかり。やっぱ無理だろこれ。いつもみたいに、下書きに戻そうかと思ったんですが、ここまで踏みとどまりました。


 最終話までを書くにあたって、ブックマークを付けてくれた方の存在が大きかったです。こんな作品の結末を見たいと思ってくれる人がいるんだ。


 じゃあ、書かなきゃこの作品死んじゃうな。そう思って、執筆を再開しました。


 実は2月投稿段階から結末はできてたんですけど、イマイチな仕上がりだったので、最初の二話以外、全体的に書き直しました。


 とくに三話以降は完全にスクラップアンドビルドで、意外にハッピーエンドな結末になってます。


 2月投稿段階では、結末は山口光太が現世に戻った姿は描かず、劇場に残された馬頭が山口光太のエンドロールを目の当たりにしたその悲壮感を描いてエンドでした。


 推敲された7月の完成版は、山口光太が死を未遂に"すり替え"したことで、家族たちに生きていることを感謝される、というエンドになりました。この方が、僕は登場人物全員が幸せそうで好きです。


 結末の善し悪しは、まあ、読者の皆様におまかせします。


 なんかよくわかんないけど、とりあえず良かった。みたいなノリでお願いします。その方が、良くないっすか? 良いっすよね。



 余談ですが、鬼とか地獄の設定は今執筆している長編の影響が出てます。次の長編作品には、鬼が出てきます。いつ投稿できんだろ。




【作品概要】


 作品の構想は、amazarashiの「エンディングテーマ」という楽曲と、そのPVから来てます。


 死んだ時、自分のエンドロールにはどんな名前が残るんだろう。なるべく多い人に囲まれて死ねた方がいいな。そんな事を思いながらも、自分の性格上、交友関係を広げようと思わないから、そうはならないかもな。家族も大切にしたいけど、そうならないかもな。みたいなことをモヤモヤ考えてたら、馬頭の男がやってきたのが始まりでした。


 馬頭のマスクの男、というキャラクターが先に出てきてて、"馬頭鬼"の設定は当初ありませんでした。でも、自分の人生を客観的に見る設定としては、地獄の獄卒って中々にいい着眼点とキャラクター設定にたどり着けたかな、と思います。





【反省点】


 ありません。完璧です。100点満点。いぇい。




【おわりに】


 最近、作家として生きるって、こんなに孤独なんだなって身にしみます。特に、2024年になってからはとくに。


 本格的に作家になるための生活にシフトしていって、うまくいかなくて、でもやるしかなくて……。絶対作家になる、っていう気持ちだけが膨らんで、そうなっていない現状に殺されそうになって。みたいな生活です。


 未来の保証はどこにも無いし、一冊も本を書けていない自分のいる場所が全てで、文字は書けているけど、これは小説として書けてると呼べるのか、、とか。


 上を見れば(プロの作家の文章見たりとかすると)死にたくなる日もあるけど、死なないで、もがいてたら、いつかこの文章に行けるんじゃねぇかな、っていう希望だけで書いてます。


 その足掻きみたいなものが、この作品にも滲んでるかもしれません。人生は一瞬の決断の連続なんだ、っていうね。


 放置していたこの作品に一つのブックマークが付いて、僕はこの作品を意地でも書き上げなきゃいけないんだと思いました。短編(とくに、1万字を超える作品)を完結させたのは久しぶりです。この、僕にとってはとても大きな一歩が、読者の方に支えられています。


 少しでもこの作品を、稚拙で不格好なこの物語を、楽しんで読んでくださった方がいれば、僕のエンディングにも、読んでくれた貴方の名前が流れてくれるかもしれない。


 本当にありがとうございました。次回作にご期待ください。

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リバイバル・ゲーム Rev:val Game ~さっぶい男のエンドロール~ 7/31最終話投稿 八岐ロードショー @seimei_ki

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