最終話 私の前で、死なないで…

「おじさんっ‼︎」


「だいじょぶにゃき?おじさんっぺ、ここいらおるべにゃー」


おじさんが言った。


「それにゃしても、山中でいきなり倒れるなんてにゃあ、体力つけんとだめにゃるきよ」


最後に一言、


「生きてて、良かったにゃー」


登山中に体力不足で気絶しただけなのに、曖昧なのに何故か理解できる言葉で心配してくる。


「おじさん弁は、私の命も救ってくれたんだよっ」


私は、病室のベッドからおじさんに言うと、もうおじさんの体が分離しないように、

ぎゅっと抱きしめた。

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【コラボ作品】ゆびゆ 蕾夢雫姫 @shizki-laim

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