(修正版)彼女がNTRた。そして女子達はエロ暴走した
アキノリ@pokkey11.1
第一章
エロから始まる.....?
第1話 歪んでいくビジョン
☆(矢島幸太郎)サイド☆
矢島幸太郎(やしまこうたろう)。
俺の名前である。
そんなにイケメンとかではないどこにでも居る普通の高校生。
その様な俺だがまあその。
自己紹介も疲れるのであまり言わずにそれなりに省こうかと思う。
容姿だが黒髪の短髪。
それから少しだけ暗めな性格。
そして.....黒縁眼鏡をかけたガリ勉と言える。
取り敢えず俺自身はつまらない野郎だと思っている。
それもそうか。
性格も暗めでつまらない人間だしな。
世界が本当に狭く感じる。
思いながら俺は生きていたのだが。
今日は何だか特に虚しく感じる。
陽キャの様に気にしなければ良いのかもだけどだ。
俺には彼女が居た。
その彼女の名前は佐藤華(さとうはな)。
17歳の同級生の彼女。
事実上その女が浮気されたと言えるが。
ラブホから出て来たから。
浮気だろうけど男と一緒に出て来たのだ。
あまりのショックだった。
「.....ああ。死にたい」
そんな事を呟きながら俺はとにかくそれを忘れようと勉強に励む。
結局俺は今までずっと何をしていたのだろうか。
思いながら俺は天井を見上げたり時計を見たり目の前の窓から外を見たりそして考え込んだりした。
俺自身浮かれていたと思えた。
初彼女だったしな。
「くだらない!彼女なんて.....」
ついそんな事を考えながら筆圧でバキッと音を鳴らしてシャー芯を折る。
そのまま穴が空いた計算式の書かれたルーズリーフをグチャグチャにイラッとして丸めて投球する様にゴミ箱にぶち込んだ。
すると横の壁の奥から何か聞こえた。
小さい効果音。
それから「んあ」と声がした。
俺は「?」を浮かべながら詳しく声を聞いてみる。
するとそれは女性の喘ぎ声というか。
横の部屋。
黒木月子(くろきつきこ)の部屋から聞こえたものだった。
同学年で俺とはクラスが違うがこうやって並列して一緒に暮らしているのだが?
うん?
黒の長髪にメチャクチャ凛とした感じの真面目系女子の声。
究極の学校一の美少女。
正直、俺みたいなのは黒木には近寄りがたいのだが。
だけど何だ今の声は。
まるでえっちな声だな.....。
「.....」
AVでも観ているのかと思った。
だけどこれは。
この生々しい微かな音というか。
俺はそのまま何も聞かなかった事にして壁から耳をゆっくり離してからそのまま引き攣った笑みを浮かべる。
まさか?
いや.....学内1位の凛としたイケメン女子が?
考えながら俺は居たがやがて俺はイヤホンに手を伸ばした。
関わるとマズい気がする。
それから耳にイヤホンをして音楽を流した。
それに正直、性的に興味があるといえばあるがだけど今はそんな声は聞きたくない。
絶望だし.....。
「はぁ.....」
そんな感じで落ち込みながら俺はそのまま勉強を続ける。
そしてそれから1時間が経つ頃には。
行為が終わったのか声は止んでいた.....。
それはそうだとは思うけど。
「.....しかし一体何だったのだろうか」
その様な事を呟きながら俺は壁を見る。
年月でシミのある様な壁を、だ。
そして考えてみたが答えは出なかった。
なぜ黒木はそんな事をしていたのかが.....。
☆黒木月子サイド☆
いけない事をしている。
壁に無数に潮吹いて飛んだ水滴を見ながら私は思う。
そんな水滴をゆっくり拭きながら私は壁にキスをした。
そのアパートの壁に向かって思いっきり大変な事をしてしまったのである。
「.....」
あまりの快楽に私は溺れる。
目の前に星が飛ぶ。
チカチカした。
意識も遠のきそうになる。
(本当に最低な真似だな)とは思うけど。
だけど.....。
「.....でもまあ私も正直若いし良いよね。これぐらい」
そんな事を呟きながら私は愛人の居る隣の部屋を見る。
正直言ってこの恋は絶対に叶わないと思う。
彼女が居るし。
だけど私は.....それでも。
私は。
「.....叶わなくてもそれでも私は」
私は矢島くんが好きだ。
あの時助けてくれた矢島くんが。
そして救ってくれたお陰で好きになった。
それが.....私の.....いや。
今これは言うべきじゃないか。
「.....」
正直.....噴くなんて思わず.....というか弄りすぎた。
思いながら私は壁を拭いてからそのまま立ち上がってからパンツを履く。
そしてニコニコした。
私はとっても最低だけど
だけど止まらない。
それから伸びをしてから手をよく洗ってから鼻歌混じりに夕食を作る。
本当にいけない事ばかりだな最近。
こんな事ばかりだし。
これは1週間ぐらい前から始めたが癖になる。
本当にヤバいと思う。
いけないと思える。
だが。
「.....」
ただひたすらにニヤニヤと笑みが止まらない。
やっぱり全てがまだ疼く。
色々な場所が昂っている気がする。
これは後で.....また。
思いながら私は壁の奥を見つめる様に彼の部屋を見据えた。
とってもいけない事だけど貴方を想っているなら良いと思うんだ。
私は外道にでもなっても良いと思うし。
これが.....私なりの愛情だから。
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