陰謀渦巻く帝国で、強き少女は呪いに立ち向かう

姫巫女アレシアは皇帝の婚約者だ。
だが初顔合わせの日、謁見の間から聞こえてきたのは、
「そんな女、国に送り返してしまえ!」という無慈悲な皇帝の声。
だがそれはアレシアを危険から遠ざけるためだった。

命の危険が迫る皇宮から逃げ出すことなく、
悩みを持つ者には必ず手を差し伸べるアレシアが強く美しいです。
彼女は巫女として、身分に関係なく人々の悩みを聞いてきました。
その相手は皇帝にも及ぶのだと分かります。

慈愛に満ちたアレシアの素顔は、意外にも好奇心旺盛な少女。
彼女の魅力に引っ張られてどんどん読み進めてんでしまいます。
ですが惹かれるキャラクターは主人公アレシアだけではありません。
ライバルとなる人物に関しても魅力的な人物設定がされており、読みごたえがあります。

危険な「呪い」が渦巻く帝国で、アレシアは無事に死の連鎖を止められるのか?
彼女の身に迫る危険にハラハラしつつ、読み進めてみてください!

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