純白の麗しき姫巫女アレシアが、幼き頃からの婚約者である若き皇帝カイルの元へ嫁ぐ。
しかし、聞いてしまったのは、「そんな女、国に送り返してしまえ!」という無慈悲な言葉。
幼少期に出会った優しい少年カイルと、冷たい言葉のギャップにのっけからハートを捕まれます。
魅力的なヒロイン、秘めた力を持つアレシアに、何だか訳ありヒーローの皇帝カイル。
皇家に絡みつく謎の呪い……。
そんな乙女が大好きな(あ、もちろん男性にもオススメしますよ!)要素が詰め込まれ、丁寧な描写で語られるとても魅力的なお話でした。
呪いとは一体何なのか、それぞれのやり方で呪いや周囲に立ち向かうアレシアとカイルは、どんな未来を掴み取るのか……。
是非読んでみて下さい!
姫巫女アレシアは皇帝の婚約者だ。
だが初顔合わせの日、謁見の間から聞こえてきたのは、
「そんな女、国に送り返してしまえ!」という無慈悲な皇帝の声。
だがそれはアレシアを危険から遠ざけるためだった。
命の危険が迫る皇宮から逃げ出すことなく、
悩みを持つ者には必ず手を差し伸べるアレシアが強く美しいです。
彼女は巫女として、身分に関係なく人々の悩みを聞いてきました。
その相手は皇帝にも及ぶのだと分かります。
慈愛に満ちたアレシアの素顔は、意外にも好奇心旺盛な少女。
彼女の魅力に引っ張られてどんどん読み進めてんでしまいます。
ですが惹かれるキャラクターは主人公アレシアだけではありません。
ライバルとなる人物に関しても魅力的な人物設定がされており、読みごたえがあります。
危険な「呪い」が渦巻く帝国で、アレシアは無事に死の連鎖を止められるのか?
彼女の身に迫る危険にハラハラしつつ、読み進めてみてください!