ひょんなことから作者様のプロフィールページに迷い込み、「本職は白ねぎ農家、やってます!」にノックアウトされ、よくよく見れば白ねぎエッセイがたくさんあるじゃないか!! と適当に面白そうなのを選んで読み始めたところ。
あまりの面白さに激しくツボりました。
小学生の子供たちが作り上げる諸々に籠められた、想像力や創造力や作者様へのリスペクト。
子供たちが見せる素晴らしい輝きに、彼ら彼女らが大人になった時のことを思わずにはいられません。
この輝きを持ったまま、大人になってほしいと切に願います。
同じ県民として(白ねぎの産地ということから考えて、おそらく作者様は私とは反対側在住ですが)誇らしく思います。
白ねぎは県民の宝ッッ!! こどもたちは未来の宝ッッッ!!!
短い話なのですぐに読める。
脱サラして白ねぎ農家になっていた著者が、農業のかたわら地元の小学生に農業体験指導を行っていたところ、小学生から想わぬかたちでサプライズが返ってくる。
畠で彼らに教えていた内容が、一本のぶっとんだ舞台劇となって戻ってきたのだ。『伝説のねぎ畑』とは、その演劇のタイトル。
小学校の講堂に招かれた著者、縦笛の音色に数十年前の学童だった時代を想い出して、しみじみしている場合ではなかった。
想像の斜め上をいくナニかが、舞台の上で始まるではないか。
確か、教えていたのは白ねぎの育成や、掘り方、農具の説明だったはずだ。
豪農『名月一文字家』とは、一体なに!?
続きは本編で。
実話だそうです。
これは角川さんに絵本にしてもらいたいですね。