あとがき
今回の三題噺は、「冠」「カップ」「鍵」。
注目したのは、冠と鍵。
伝奇好きで、鍵となると、魔術書『ソロモンの鍵』、クトゥルフ神話の『銀の鍵』
というものがあるので、その線で考えるものの、やっぱり『冠』で考えたいと思う。
冠というと、ファンタジーに登場するものを思う浮かぶ。
しかし、私は現代を舞台にした話が書きたいので、日本の冠(古代)や明治貴族の冠を題材に考える。
そうした冠を理由があって盗む。
私の持ちキャラには、榊拓真という木鼠小僧長吉の子孫がいます。
その理由を、あれこれ考えるが理由が思い浮かばない。
そこうそうしていると、オモチャの冠という考えに至る。
女の子が大切にしていたオモチャの冠を取り戻す。
そんな話にしようと思って、今回のお話になりました。
ちなみに、榊拓真を活躍させたのは、今回が2回目。
『木鼠は誰が為に』
https://kakuyomu.jp/works/16817330648436805679
こちらが最初。
以降、書いていませんでしたが、久方の活躍です。
それにしても、考えるだけで平気で3~4日かかっています。
さらに言えば、気の赴くままに書くと12000文字になってしまいました。
場面として、前・中・後に分けられました。
仕方がないので、中の拓真と七海とのエピソードをバッサリカットし、最後に上手くまとめました。
ここで登場する月宮七海は、
『魔傳流剣風録 《なにがし》とかや云う剣、ありけり』
https://kakuyomu.jp/works/16817330650841261529
にて登場している人物です。
何気ないことですが、自分のキャラをクロスオーバーできるのは、嬉しく感じます(*^^*)
木鼠は冠を取り戻す kou @ms06fz0080
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