概要
許される事ではないけれど、どうしても世に残したかったんだ。
カクヨムWeb小説短編賞2023 【短編小説部門】 短編特別賞を受賞させて頂きました。
父は、小説家だった。
俺が子供の頃から見ていたその背中は、とても大きく、恰好良かった。
その父がある日、認知症との診断を受けてしまう。
これは認知症になった父が、最後の物語を描き切るまでの物語。
そして俺が、人生で最大の『嘘』を背負うお話でもあるのだ。
※※※
この物語はフィクションです。
実際にはこんな事をしてはいけません、御注意下さい。
父は、小説家だった。
俺が子供の頃から見ていたその背中は、とても大きく、恰好良かった。
その父がある日、認知症との診断を受けてしまう。
これは認知症になった父が、最後の物語を描き切るまでの物語。
そして俺が、人生で最大の『嘘』を背負うお話でもあるのだ。
※※※
この物語はフィクションです。
実際にはこんな事をしてはいけません、御注意下さい。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!認知症になった小説家の父が書き残したのは……泣ける短編
短編でこんなに泣ける小説はあったかな?と。
記憶を辿ってみますが、思い当たりません。
『恍惚の人』であるとか。
親が認知症を発症する作品に弱いです。
父子のお互いを思いやる気持ちを思い出すと、レビューを書きながら泣いてしまいます。
しかも、本作は息子さん夫婦がとても優しいんです。
認知症の方の尊厳を守り、生き生きと暮らせるように配慮する姿勢に好感が持てます。
親孝行されたんじゃないでしょうか。
私自身の持っている感想は、主人公の自己評価とは異なります。
どんな話が紡がれたのか、野暮なことが気になるぐらい、良い作品でした。
ありがとうございました。