人類史を辿る物語

この物語の特徴の一つとして人類史の負の側面を異世界も辿っている面があります。

作者様であられるきんくま先生はその辺りを軽快ながらも社会にある意味警鐘する文学としての構成をつくられていらっしゃいます。

ただ、他方で社会風刺よりも娯楽性もしっかり兼ねている小説です。

暗さがある反面救いのある物語でもあります。

主人公が真っ当な精神なので救いでもあります。

又、伏線の張り方もしっかりなされていらっしゃいます。この一文から察してもプロットにしっかりとある風刺意図を組み込ませていらっしゃることを感じます。

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