ヒマを持て余した神々のアソビ

きんくま

chap.1　目覚め～無人島探索

■後神暦 ????年 / ?の月 / ?の日 ?m ??:??

ゲームは好き？

僕は好き…だった。

今は嫌い。

どうしてかなんて考えるまでもない。

皆知らないんだ。

だってそれは…――

そこまで打ち込んでキーボードから手を離した。

そして僕はイスにもたれて大きなモニターに目を移す。

一人称視点で映像が始まる。

これも特に観たいワケでもないんだ。

それはとても長い、気が遠くなるほど長い映像。

だけど別に気にしない。

だって腐るほどに時間はあるんだ。

それになにより…

「ヒマなんだよね」

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