第4話 鬼神 大嶽丸

「私のかわいいと思う子で1番強い子…フェンリル プラス ガルム!オルトロス!!」


フェンリルとガルムが合体し2頭の狼 オルトロスが生まれた


「そして!ユニコーン プラス うさぎの騎士団長!!ラビットナイト!!」


「ナンダ…?」


「いっけー!!」


「グァア!」


オルトロスとラビットナイトが天邪鬼を攻める


「ジャマダナ…コロシチャウゾ…?」


「殺気がすごい…私自身も攻撃参加しないとあの子達だけじゃ…!」


「ドリームブレード!!」


「ハハハ…オイデオイデ…ハハハ!!!」


「なめんなってーの!!!!」


ひなが天邪鬼を切り刻む


「オルトロス!ラビットナイト!!とどめいくよー!」


「グルァァァ!!キァァァ!」


キューティクルパニッシャー!!


「グァアアアア!!」


ひなが天邪鬼を払った


「ながめのほう行かないと…!」


「すげぇ…あいつの強さが肌にまで伝わってくる…!」


「小童よ…体が震えているぞ。」


「武者震いだぜ…!」


「面白い…かかってこい!」


「うおおおおおお!!!」


大嶽丸に打撃を仕掛けたが斧で防がれてしまった


「くっ、かてぇ…」


「ふん!」


斧を振りかざして思い切り攻撃をしてきた

体を後ろに反らせて避ける


「あっぶね!」


「なかなかやるようではないか。吾輩も行くぞ…!!はぁ!!」


なんと大嶽丸の周りに氷で出来た刀や槍など様々な武器が生成された


「な、なんだあれ…!あいつの能力!?」


「気になるか…!ならばわしの能力全部見せちゃろうか!」


氷の武器がこちらへ飛んできた


「あぶっ…ぐはっ!」


刀が1本刺さってしまった


「まだまだわしの能力は終わっとらんぞ?はぁ!!!!」


強風が吹く

まるで鋭い刃で切りつけられてるかのような痛みが体を襲う


「ぐぁぁああ!!」


「もっと楽しませてくれるかと思ったのだがなぁ…これで終わらせてやろう。どらぁぁ!!」


雲がどよめき始めた

少しすると雷が降り始めた


「ま、まずい…雷が…!!」


「ながめ君が危ない…!!ペガサス!!ながめ君を助けて…!!」


ボンッ ヒヒーン!!


「うおっ、翼の生えた馬?…ひなか!!ありがとう!!」


「ながめ君、刀が…」


「こんくらいっぐっ…大丈夫だ!」


「忌々しき小童共め…2人まとめて消してやろう。」


大嶽丸の周りに大量の手裏剣のようなものが出た


「量が多すぎる…ひなが危ない…!!」


「死ねぇ!!!!」


「うわあぁぁぁ!!」


「な、ながめ君!!」


ながめはひなの前に立ちはだかった


「ほぅ…いいぞ、そうでなければ!!」


「ひな…怪我は?」


「してないけど…ながめ君が…!」


「もっと遊んでやろう!かかってこい!」


「そうだなぁ!今ならできる気がする!」


「ながめ君…」


「ひな!後ろで見ててくれ!俺があいつをぶっ倒してもっと強くなってやる!!」


「ながめ君…!」


「力が湧いてくる…ひなの叫びを聞く度に…力が!!」


「ながめ君!!やっちゃえ!!!」


「うおおおおおおお!!!!!!」


「神奏さん!無事ですか!」


「燈翠戦闘隊長!」


「あれは…ランクSSの鬼神 大嶽丸!?!?」


「戦闘隊長、今ながめ君は1つの壁を突破しようとしています。私からのお願いです。見届けてください、この戦いを!」


「あ、あれは…まさか!」


ヘブングリッター 解除!!!!


「小童の溢れ出る力…面白い!小童、名は!!」


「白槇那賀芽!お前を倒してじゅうがにも勝って、戦争を終わらせてやる!!!!」


「いいだろう!ながめ!かかってこい!!」


目にも止まらぬ速さの攻撃を大嶽丸に食らわせた

ひなには何が起きたのか分からなかった


「一体何が…」


「ヘブングリッターを解除させたんだ。ヘブングライダー、ヘルスレイヤーにはそれぞれヘブングリッター、ヘルグリッターと呼ばれる物があってね?タクティクスを使うための臓器だと思ってくれると早いんだけど…」


「我々はこの臓器がないとタクティクスを使う事が出来ないんだ。ただ使えないのではなく、扱えない状態で使ってしまうと力を制御出来なくなってしまい最終的には悪霊と化してしまう。」


「ただある条件をクリアするとグリッター解除というやり方で限界に近い力を引き出す事が出来る。それが天国、または地獄の力 天力、地力が一定数超えた場合だ。こうなると我々の中に巡っている天力をわざわざ制御せず素の状態で出す事が出来るようになる。まぁ一時的にだけどね…」


「でも一定数を超える事はとてつもなく難しいから狙って出来る人は今の所隊長しかいないんだ。でも1度でも経験出来るのは本当にすごいことなんだ。」


「そうなんですか…すごい…これがグリッターを解除した力…!」


「どうした大嶽丸!ガードが追いついてないぜ!!」


「くっ、少し波に乗ったからと調子にのりおって…!はぁ!」


大嶽丸は氷の武器を大量に出した

こちらに向かってくる


「おせぇよ!おらぁ!」


翼をだして羽を飛ばす


「がはっ!この力…さっきの言葉は撤回しよう…!ながめ!貴様は強い!」


「お前もなかなかだぜ!こんな力体験出来たのもお前のおかげだ!」


「ふん!一生やっていたいがこれで終わりにしよう…!」


「そうだなぁ!」


「はぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!!!!!」



「うおおおおおおおおおお!!!!」


ゴーストファンクション

氷風武雷 災宴連弾!!!(ひょうふうぶらい さいえんれんだん)


ヘブンファンクション

ホーリードロップ!!!!


「ながめ…やはり君は最強の逸材だ」


「はぁ、はぁ」


「ながめよ…お前は今まで戦った中で1番の強者だ。最後の相手が貴様で良かった。悔いはない。」


「楽しかったぜ。生まれ変わったらもう悪ぃ事すんなよ?」


「ふっ、どうだかな。また、相手を頼む」


「あぁ、約束だ。」


「約束…か。その印だ。持っていけ。」


大嶽丸は1本の刀に変わった


「これは…ありがたくもらうぜ…!」


妖刀 鬼神大嶽丸を手に入れた


「あ、ひな!燈翠隊長!やったぜ!」


「ほんとすごいよ!!かっこよかった!」


「あぁ、君はもっと強くなるな。その刀も使えるようにならなきゃな?」


「あぁ、大幅にスタイルチェン…ジ…だ…」


「ながめ君!?」


「反動が来たんだろう。大丈夫、気絶してるだけだ。お疲れ様、ながめ。」


こうして俺らは大量の悪霊を払う事ができた

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