第2話 親友
「んがぁぁぁぁぁ!腹減ったし暇だ!なんでこんなでっけぇ湖に来てじっと座ってるだけなんだよ!」
「おいおい、ながめ。今俺は絵を描いているんだ。それに来る前に絵を描きに行くと伝えたはずだぞ?それを承知の上で着いてきたのは誰だ?」
「そ、それは…そうだけどよぉ…」
「……はぁ、全く…少し待っててくれ」
「お!!」
じゅうがはヘブンスケッチで巨大な龍を描いた
その龍はたちまちキャンパスから飛び出してきた
「グルルルル」
「ながめ。少し遠くでやってくれよ?」
「よっしゃぁ!!流石だぜ!いってくる!」
「全く、子供だなぁ。副隊長を蹴り続けてるのもわかる気がするな。」
ながめとじゅうがは前々から副隊長の誘いがあった。だが2人とも断っていた。
「さぁ行くぜ!!」
「グルルルァァァ!!!」
ながめが龍に向かって走っていった
「グアアアア!!」
「そーらぁ!」
ながめが龍に乗った
「お前ここが弱点だろ!そりゃ!」
「グァァァァア!」
龍が消えてしまった
「え、もう終わり?」
「いいや、絵を描くの終わったんだ。帰るぞ」
「はぁ?もっとやらせろよー!」
「はぁ…ったく、帰り牛丼奢ってやるから許せよ」
「まじか!!行こうぜ!!」
「扱いやすくてなによりだ。」
こうして俺らはヘブンスターティアに戻った
戻ると戦闘隊長の燈翠と朱鳥がいた
「え!?戦闘隊長と副隊長!?」
「燈翠隊長!朱鳥副隊長!お疲れ様です」
「やぁやぁ、お疲れ様。今日は大切な話をしに来たんだ」
「大切な話…?」
「えぇ、実は…今起きてる戦争で戦闘副隊長が亡くなってしまったの。それで新しく戦闘副隊長を本格的に決めなければならなくなってしまったのよ。」
「俺は無理っすよ〜副隊長とか難しそうだし…」
「申し訳ないのですが私もお断りさせていただきます」
「そこでだ!2人で演習を行ってもらう。」
「俺らで…」
「演習…?」
「勝った方は副隊長にならなくて良い!!どうだい?」
「はぁ…なるほど!本気のじゅうがとやれんのか!!」
「燈翠隊長、我々はいつも…」
「戦争が終わればきっと、隊長と副隊長のみになる。戦争中だけでいいんだ。力を貸してくれないか…?」
「…俺は全然いいぜ!本気のじゅうがと超ひっさびさにやれんだし!」
「……わかりました。やります。」
「ありがとう!恩に着る…!君達は絶対に守ってみせるからね。」
「私もあなた達を全力で支援するわ。どちらが副隊長になってもよろしく頼みます。」
「そうと決まれば!日にちきめよーぜ!」
「日にちは3日後。ヘブンスターティアの演習場にて演習を行う。隊長も見に来るから頑張ってくれよ〜」
「隊長が!!っしゃ!がんばるっきゃねぇ!」
「やってやろう。ながめ!」
こうして、俺らの演習が決定した。
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