獅子心王物語

イベリコ兄弟

第1話王に求められるもの

ゴ「王、いやリチャードよなぜお主は戦ばかり好むのだ?」

ゴ「少しでいいからその熱を国政や臣民のために向けてはくれまいか」

  わかっている。何度いっても変わらないことは。

リ「う~ん...。」

リ「私には政治は分からん!!というか興味がない!」

  この通りである。

リ「それにゴドフリオ、お前がいれば政治などまわるわ(笑)」

ゴ「そういう問題ではないのだぞリチャードよ」

  このやり取りを何回したことか。しかし、私も現にそれを許してしまっている。

  彼が持つ戦に対する圧倒的なセンスと人の良さの前には敵わないからだ。

リ「さあ、ゴドフリオよ。わしについて来い先陣を切るぞ」

ゴ「王になってもまだ自ら戦うか・・・だがリチャードらしい。」

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

獅子心王物語 イベリコ兄弟 @Rontyan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る