作者裏話

皆様、初めまして!

いつも読んでくださっている方々はありがとうございます。

今回の作品、「夢をあきらめる私へ」がいつもよりも多くの方に読んでいただけており、その上なんとなんと応援コメントやレビューまで頂けてるのでこれはちょっと書こうかなあということで作者裏話です。

応援コメントやレビュー、本当にありがとうございます。

これはおまけ程度なので読まなくても大丈夫です!


というわけで早速本題、「夢をあきらめる私へ」を書くにあたってどんなことがあったのかな。ってところをお話していこうかなと思います。

まず、私自身はこの物語の主人公よりも全然若くてですね、何なら主人公が1回目諦めた時の年齢よりも下で、まだ全然学生をやっていまして。じゃあなんで主人公30歳にしたのって話なんですけど、夢を2回諦めるってやっぱり大きなことだし、敢えて“最後のチャンス”感を出したかったというのもあり、少し高めに設定しました。高めに設定したうえで、自分を投影した形で書いたので、主人公の考えが30歳にしては幼いように見えた方は大正解です(見えてない方が嬉しくはあるんですが)。学生の自分が言うのも微妙なんですけど、若い子の最後のチャンスってやっぱり軽い感じがしてしまって、この作品の最後のチャンスをそういう風にはしたくなくて、もっと重い、切羽詰まったものにしたいという思いがあり、このような形になりました。

ここまで主人公の話をしてきましたが、そもそもなんでこの作品書いたのって話ですが、私自身、諦めた夢っていうものがありまして。諦めたというか諦めざるを得なかったというか。私自身もお芝居が大好きで、お芝居をやりたかった。私の場合、主人公と違ったのは、そこまでの環境と舞台の上の経験の仕方なんですよ。主人公は物心ついたときには舞台の上でお芝居をしていたんですが、私の場合は小学3年生の時から歌を習っていて、10年間そこで舞台の上を体験しました。中学の時に演劇を観るようになり、お芝居の世界に行きたいと思い始めました。ですが、私の家お金がなくて。とてもじゃないけどお芝居を習いたいなんて言えなかったんですよ。それでも何とかちょっとずつオーディション受けたりもしてたんですけど、それこそ芸能関係の養成所とかも増えている中で、そもそも公募のオーディションってすごく少なくて、公募があってもやっぱり完全な素人ってなかなか目を向けてもらえないんですね。そんな感じで自分は大学に入るタイミングで諦めまして、この作品を書くに至ったという感じです。

主人公の話に戻ると、この作品の主人公は諦める私自身を投影したものでもありつつ、幼いころから芝居を習える環境にあるという部分などは私の理想というか、こういう環境にありたかったという憧れみたいなものも反映しました。そういった中でも、やっぱり自分を投影したものということもあり、心情を細かく書きたくて、一人語りという形式を採用しました。


正直自分自身、諦めたと言いながら全く諦められてなくて、もやもやしたものが残っているのを発散するためにこの作品を書きました。自分もいつか主人公みたいにきれいさっぱり諦められたらいいなあと願いながら、今回はこの辺で終わろうかなと思います。


ここまで長々とお付き合いくださった読者さま、本当にありがとうございます。

今後も不定期ではありますが、作品投稿していきますので、読んでいただけたら嬉しく思います。ここまでお付き合いくださり、本当にありがとうございました。

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