あとがき

あとがき

 青切です。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 どうでしょうか。わたくしとしましては、五名くらいは読了してくれるのではないかと期待しております。なにせ、続編ですので、なかなか読んでもらえないと思うのです。


 「スラザーラ内乱記注解」(以下、スラ内)が思いもよらない数の方々に読まれたことを受けて、つづきを書く気になり、キーボードを叩きました。

 みなさまのおかげで、つづきを書くことができました。ありがとうございました。

 わたしはアマチュアの文字書きとして幸せ者です。


 さて、「イルコア戦記」の最後は、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、いちおう、カエサルの「内乱記」のパロディとなっております。「続イルコア戦記」を書くことはありません(ここから、「銀河英雄伝説」のあとがきのパロディをはじめてもよいのですが、やめておきます)。

 というよりも、長編を書くのは本当にしんどいです。二度とやりたくありません。わたくしはやはり、細々と短編を書いている方が性に合います。

 どうも、先が読めない状況でキーボードを叩くという作業が苦痛でしかたありません。

 そんな人間が、どうにか、15万字を書けたのは、みなさまのおかげです。重ね重ね、ありがとうございました。お世話になりました。


 「スラ内」「イルコア戦記」ともに、テーマは「隠された物語」です。両作ともに、ある重要な記述がなされておりません(「イルコア戦記」のほうは結構、ほのめかしています。わかったかな?)。

 いろいろ不満はありますが、その点はうまく書けたかなあ、書きたいものが書けたかなあと思っております。

 描写力があれば、もう一段階上の物語になったでしょうが、いまの私の力量では、これ以上はむりでした。最後の戦いはもう少し何とかしたかったのですが……。


 もともと、「イルコア戦記」の内容が先に頭に浮かび、その後、その前日譚である「スラ内」を先に文章にしました。

 「スラ内」とは何だったのかというと、「イルコア戦記」の主人公であるザユリアイ・グブリエラの幼少期、デウアルト国はどういう状況だったのかを説明するために書いたものです。ですから、「スラ内」の本当の主人公は、私の中では鉄仮面です。


 最後に、みなさまにひとつお願いがあります。

 誤字脱字、文法、構成、内容。何でもいいので、気がついた点、こうしたほうがいいんじゃないかという点がありましたら、コメント欄に書いていただけませんでしょうか。

 とくに苦手かつ興味のないアクション・シーンについては、ご教授願えれば幸いです(具体的な修正案を提示していただけるとたいへん助かります)。私のつたない描写で、みなさま、人物の動きをご理解いただけたでしょうか。とても気になります。


 あとですね。

 「イルコア戦記」という題名ですが、ある国際機関の略称とかぶってしまっているので(笑)、もしかしたら、「イルゴア戦記」のようになまえを改めるかもしれません。



 それでは、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 さようなら。

 お元気で。

 目を大切に。



 追記。

 「スラ内」を推敲して、「小説家になろう」のほうに転載しております。

 カクヨム版の「スラ内」は、「イルコア戦記」の重要人物である「じいさん」の若い頃の活躍が描かれておりません。そこを中心に手直ししました。

 あと、山のような数の誤字脱字を修正しております。カクヨム版の「スラ内」をご覧いただいた方には、ご迷惑をおかけしました。


 今後ですが、「イルコア戦記」を加筆修正して、公募に出してみようかと考えております。

 内容・文章的に、Web小説よりも公募向きではないかと、お二人の方にお世辞で言われましたので、暢気なわたくしとしましては、その言葉につられて、送りつけてみようかなとかんがえております。

 出すのは、「ファンタジーノベル大賞」です。森見登美彦さんが好きなので、何かのまちがいで選考に残り、読んでもらえないかな~と淡い期待をしております。

 そのためには、大幅な加筆修正が必要になると思うので、締め切りである六月いっぱいまで、がんばりたいと、いまのところは考えております。

 注釈をつけたという、この作品の特徴は残したいのですが、それを限られた規定枚数以内に収めるのがたいへんそうですが、チャレンジしてみようと思います。

 書き終えて暇になったし。


 ではでは。

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イルコア戦記注解 青切 @aogiri

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