.Last…

.Last…

全てに等しく終わりが存在するのだそうだ。

それを知りながら、受け入れる準備は何もしていない。

心のどこかで続くと思っているから。

でも、君と過ごす時間は本当に終わるかもしれない。

沈んだ日はまた昇るのに、幸せな時間は繰り返されない。

だから、地球は本当は自転なんかしていないと思う。

日々の繰り返しに見えて、昨日の太陽は今日の太陽ではないのだと思う。

それなら、君と過ごす時間の終わりに納得するかもしれない。

たまに調子のいい日があるけど、そういう日に限って少し傷つく。

次の日には懲りずに君の笑顔を探している。

こういう幸せや苦しみが、数少ない生きていることの証明だと思う。

だから、君と過ごす時間の終わりも、酷く苦しいに違いない。

笑顔を満開に咲かせる君を見た日。

多忙な日々で疲れている君を見た日。

君と一緒に過ごして、誰かに分けてやりたいくらい幸せだった日。

やっぱり、君と過ごす時間は終わるんだと思う。