心に空虚を植え付けるような、人の怖さがココにある

月の欠片から始まり、月の欠片で終わる。

なんて言うんだろう? “ズタズタにされた”とまではいかなくても、純粋な心を静かに遠回しに裏切られて、空虚を味わうような。

“目には見えなくて”、誰かに『何かあった?』って聞かれたとしても、心に嘘をついて『平気だよ』って言ってしまいそうな……──だからこそ、余計に静かに空虚感のようなものだけを残していく。

けれどこうやって、静かに傷付けられて、静かに耐えてる人が、確かにいる。

人は怖いですね。

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