洗脳。これほどに恐ろしい言葉はあまりないと思う。だって、脳が洗われるんですよ。その結果、自分じゃない自分になってしまう。そんな恐ろしい言葉を、圧倒的な熱量で書き切ったのが本作。狂気に満ちているけど、小説を投稿している者としては共感せざるをえない描写もあって読み応えがあります。間違いなく、彼は小説と向き合っていた。でも、それは戦っていたのか? それとも人生から逃げていたのか?そんなことが、読了してから頭の中をグルグルしています。小説投稿をしている同士は、1度読んでおくべき作品だと感じました。
あらすじの『見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ……──』に洗脳されて見ましたよ。綺麗事だけじゃない嘆きは嫌いじゃない。 世への不満を歌うちょっとしたロックみたいな小説。主人公も思い込みというか、何か勝手に洗脳されてる。『嫌いじゃないよ』と思う反面、作者様のことが心配になるよ。やはりこの主人公は、作者様自身なのだろうか??──さぁ、まず、皆、あらすじを開いて。『見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ……──』で洗脳されたなら、小説を読むんだっ!! 〝嫌いじゃないよ★〞〝好きだよ★〞って思ったなら、★★★を押すんだっ!!
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